2021年12月28日火曜日

今年も後3日で終わり

 おはようございます!


2021年も残すところ3日となりました。

昨年同様、コロナウィルスはより変異を遂げ、猛威を奮ったデルタ株から

オミクロン株へ感染内容が変化してきております。

ただ昨年と違うのは、コロナウィルスに対抗する「ワクチン」や「治療薬」が

充実してきたことで重症化率が低下し、脅威とは感じられなくなってきたことです。

また、感染対策が充実してきたことで、一気に広がるということも少なくなってきています。

今年は帰省できなかった方は帰省し、年末年始は実家でゆっくり過ごされてみてはいかがでしょうか。


当院は2021年12月30日 12:30~2022年1月3日まで休診

2022年1月4日より通常診療となります。

来年もよろしくお願いいたします。


協立病院 広報委員会

2021年11月24日水曜日

回復期病棟とリハビリの取り組みが北海道医療新聞に掲載されました!

 7月3日に北海道病院学会が開催され当院のリハビリスタッフが演題発表を行いました。

先日、発表演題について北海道医療新聞社より取材を受け、11月19日(金)発行の北海道医療新聞に掲載されました。

内容は「看護師とリハビリスタッフ連携強化の取り組み」として、回復期病棟とリハビリ共同で行った患者さまの病棟訓練の取り組みをまとめたものとなっています。

これからも、多職種のスタッフが連携を図り、患者さまに最良の医療を提供できるよう努めて参ります。





                 リハビリテーション課


2021年10月29日金曜日

桜は散るから美しい



 桜は散るから美しい




こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。

 



平日連投してきました私のブログ投稿も、

本日が最後となります。

 



これまでお伝えした知識が少しでも

お役に立っていれば幸いです。

 



名残惜しい気持ちもありますが、

終わりがあるからこそ価値を見出すこともできるのです。

 



先日ですが、

日ハム斎藤祐樹選手の引退試合をTVで試聴しました。

 



現役中は怪我などもあり、

なかなか結果を出せずにいた斎藤選手でしたが、

最後のマウンドはとても輝いていました。

 



最後の瞬間に込められた

想い、息づかい、視線、一体感

そのすべてに感極まった方もいたのではないでしょうか。

 



伊勢物語にはこんな歌があるそうです。

 



「散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき」

 



桜は散るからこそ美しい。

この世に変わらないものなどありはしない。

といった意味になります。

 



終わりというものがあるからこそ、

私たちの心のあり方は豊かでいられるのです。

 



人生もまた同じではないでしょうか。

 



私たちは「生き方」ばかりを一生懸命探求しますが、

「終わり方」というのはあまり考えようとはしません。

 



むしろ「終わり方」を考えることこそ、

「生き方」を考えることのようにも思います。

 



どんな最後を迎えたいのか明確になれば、

残りの人生をどう生きればよいかも

みえてくるとは思いませんか?

 



以前にもお伝えしました逆算の考え方ですね。




そして、

変わらないものはない。

諸行無常ということです。




いつまでも変わらない人生など存在しません。




日々を一期一会に過ごさなければ、

気付いたときには大切なものを

失ってしまうこともあります。




本来であれば他人の人生に

口を出すのは野暮なことかもしれません。




しかしながら、

世間の流れも諸行無常なのです。




少しでも老後生活に困らない方を増やすのも

私たち医療福祉従事者の役目になります。




自身の老後の準備、

親の老後の準備、

少しずつ考えていきませんか?




刀圭会グループはいつでも、

お手伝いさせていただきます。




そして約1カ月間、

私のブログ投稿にお付き合いいただき、

大変ありがとうございました。





協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月28日木曜日

認知症リスクが3倍になる行為

 


認知症リスクが3倍になる行為



こんにちは。

利用ソーシャルワーカーの横井です。




10月担当してきましたブログも明日で最後になります。




このままいっきに駆け抜けましょう。




さて、

本日は認知症の話です。




わが国の認知症患者数は年々増加しており、

2025年には65歳の5人に1人が認知症になるといわれています。




また、認知症の前段階である

軽度認知障害(MCI)の状態にある方も増えており、

65歳以上の400万人がMCIといわれています。




ちなみに、

2019年の1年間で

認知症が原因で行方不明になったと警察に届出があった人は、

1万7479人もいたそうです。




「認知症にはなりたくない」

誰しもが思いますよね。




その一方で…




ある調査では、

回答者の7割が認知症に対する対策を

「なにもしていない」

という結果だったそうです。




認知症にはなりたくないと思うものの、

「自分は大丈夫」とどこか他人事のように

感じてはいませんか?




もし、多くの方が対策せずに認知症になっているとしたら、

対策することでリスクを減らせるかもしれません。




さてそんな中、

認知症リスクを高めるNG行為として

面白い調査結果がありましたのでご紹介します。




東フィンランド大学の研究で、

ある認知症に関する調査が行われました。




普段どれくらい、

悪口や批判、意地悪な態度をとっているか

といった質問をしたそうです。




すると、

悪口や批判が多い人はそうでない人に比べて、

認知症リスクが3倍も高いという結果になりました。




普段何気なく悪口や批判を口にしていませんか?




悪口や批判だけで3倍もリスクが高まるわけですから、

ネガティブな言葉はあらためなければいけませんね。




少し前のブログ記事で、

ネガティブな言葉をかけた水は

結晶にならなかったという話をしました。

※言葉と結晶のに関する記事



通ずる面もあるかと思います。

やはり、よい言葉は人生を豊かにしてくれます。




それでも人生には理不尽なできごともつきものです。

簡単に受け止められないこともあるかもしれません。




そんなときのために、

素敵な武士道の精神をお伝えしておきます。




武士はたとえ敵であっても

リスペクトを忘れなかったといいます。




相手が強い武士であるからこそ、

自分は強い武士でいられるのです。




相手が悪だからこそ、

自分は正義でいられるのです。




よいことも悪いこともありきで、

私たちは生かされています。




生かされているのですから、

そこには愛があり感謝があるのが必然です。




嫌なことがあったときは感情的にならず、

武士になりきって一呼吸おいてみてはいかがでしょう?




本日もよりよい1日をお過ごしください。




協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月27日水曜日

幸せになれる薬はない

 

幸せになれる薬はない



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




こんな歌をご存じでしょうか?

「おもしろきこともなき世を、おもしろく住みなすものは心なりける」




高杉晋作が詠んだ歌だそうです。




世の中を面白くするのも、

つまらないものにするのも、

自身の「心しだい」という意味になります。




いやいや、

世の中お金が一番大切だ。

そう思われる方もいるでしょう。




「身体が健康なら幸せになれる」

「お金がたくさんあれば幸せになれる」




そう思われている方もいるかもしれません。




しかし、

いくら健康な身体があっても、

使い切れないほどのお金をもっていても、

心が苦しくて辛くて悲しければ幸せとはいえません。




私たち人間にとって、

心の幸せこそが幸せの根源です。




そこに気がつくと、

なぜ健康になりたいのか?

なぜお金が欲しいのか?

そういったものごとの見え方も変わっていくでしょう。




ともすると、

私たち医療従事者が目指すべきは、

心から健康(幸せ)になれる医療の提供です。




私たち医療ソーシャルワーカーも同じです。




医療費が安くなる制度を紹介しただけで、

人は心から幸せになれるわけではありません。




介護施設を紹介したからといって、

最後まで幸せに暮らせる保証はありません。




大切なのは「心」のあり方です。




目先の問題だけにとらわれないことが重要です。




本質を見ていけるような目をもたなければなりません。




人々の幸せの根源を支えていける医療介護の提供を

目指していきたいと思うしだいです。


協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月26日火曜日

社会に働きかける人

 

社会に働きかける人



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




私たち医療ソーシャルワーカーは、

病気や怪我によって社会復帰が困難になった方が、

再び社会生活を送れるよう支援するスタッフです。




メディカルソーシャルワーカーとも呼ばれ、

MSWなどと略すこともあります。




ちなみに、

ソーシャルワーカーという言葉だけを抜き取れば、

「社会に働きかける人」などと訳せます。




新人の頃参加した研修で、

「ソーシャルワーカーの多くが社会のことに対して無知だ」

と叱咤されたこともありました。




当時は目の前の患者さまの支援に精一杯でしたから、

社会がどうとか世界がどうとかそこまで

頭が回らずよく理解ができていませんでした。




今は少しだけ視野も広がり、

社会のことから世界のことまでようやく

学ぶ姿勢がついてきたところです。




ところで、

いま日本が抱える問題の一つに

少子高齢化問題というものがあります。




介護を必要とする世代が増え、

働いて税金を納める世代が減るわけですから、

国としては危機感を覚えずにはいられないわけです。




何とか子どもを増やしたいと思うわけです。

しかし、子育てや経済の問題からそう簡単には

解決できる問題ではありません。




ただ、世界を広くみわたせば、

また違う角度からも問題がみえてきます。




戦後、世界の人口は急激に膨れ上がりました。

1950年には約25億人だった世界人口は、

2011年には約70億人になりました。




さらに2050年には約97億人になるといわれています。

世界的にみれば人口は増加しているわけです。




また、人口密度についても面白いデータがあります。

1k㎡あたりの可住面積(住むことのできる面積)で

人口密度を割り出すと……




ドイツ346人

イギリス289人

イタリア297人

フランス161人

アメリカ52人

カナダ5人

オーストラリア3人




わが国日本はなんと、

1109人です。

参考書籍「今、心配されている環境問題は、実は心配いらないという本」




ヨーロッパの約4倍も多い結果となります。

ゴミを出せば他国より4倍可住面積を汚染するということです。




さらには食料自給率も37%(カロリーベース)と、

主要国では日本だけが50%を切っています。

※農林水産省HP




年金医療介護問題だけをみれば人口が足りず、

環境や食糧問題をみれば人口が多すぎるわけです。




刀圭会は医療・介護の提供をはじめ、

子ども食堂など地域の暮らしを支える取り組みにも力を入れています。




社会が整ってこその医療介護ですし、

医療介護が支えなければいけない社会でもあります。




私たちは偏ることなく

社会問題を見据えていかなければなりません。




「社会に働きかける人」という言葉がもつ意味を理解し、

医療ソーシャルワーカーとしての役割を担っていきたいと思います。




協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月25日月曜日

夢から学ぶこともある

 

夢から学ぶこともある


こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




本日は夢の話です。




夢といいましても

「甲子園出場」「宝くじ当選」

などといった夢ではなく、

寝ている間にみる夢のことです。




夢というのは不思議なもので

何の心当たりも因果関係もないものが繋がり合ったり、

生まれたりするものです。




しかし、まったく何もないところから

生まれるものでもありません。




私は夢の根源は潜在意識にあると思っています。




例え支離滅裂なストーリーであっても、

それは自らの中にある意識が繋がり合った結果です。




つい最近みた夢の話です。




大切にしていたものを無くしてしまい、

そこら中探しまわる夢をみました。




探しても、探してもみつかりません。




寂しく悲しい気持ちいっぱいで目を覚ましました。




不快な夢だったと片付けてしまうこともできたのですが、

なぜだか感謝の気持ちが溢れてきたのです。




「ああ、本当に大切なものを失う前に気づきを得られた」と。




ただの悪夢で片付けてしまえば、

私はこの先大切なものを失っていたかもしれません。




しかし、気づきを得られたのですから、

当面は気を引き締めて生活できるわけです。




大抵の問題は些細なことの積み重ねになります。

知らず知らずに蓄積されたものが大きな問題をまねきます。







ですから、問題が大きくなる前に手を打つことが大切で、

早いうちに気づきを得られたことに感謝が生まれたわけです。




これは人生の多くに当てはまります。

病気や介護も同じではなないでしょうか?




不摂生を常習化すればやがて病気になり、

将来の準備を先送りにすれば介護問題が起こります。




問題は小さいうちに対処するのが定石です。







そして、
些細なできごとが未来を生じるなら、
望む未来を引き寄せるための種をまけばいいのです。



みなさんがいつまでも健康で、

よりよい生活を送れるよう支えるのが私たち刀圭会グループです。




体調に不安があればお早めに受診を、

介護に不安がある場合はお早めに相談をしてください。




必ずお力になれるはずです。



【追記】

ちなみに、

私が夢の中で無くしたのは、

「土方歳三にもらったピストル」でした。

※もちろん縁もゆかりもありません。笑



【追記の追記】

夢の翌日に読んだ中村天風氏の書籍に、

なんと…土方歳三が出てきました。

まさに引き寄せですね。




協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月22日金曜日

健康寿命を考える

 


健康寿命を考える



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




健康寿命をご存じでしょうか?

健康寿命とは「自立して生活できる期間」をさす言葉です。




あまり危機馴染のない言葉かもしれません。

ですが、この健康寿命がとても大事なのです。




まずは日本の平均寿命ですが、

こちらはご存じの通り年々伸び続け、

今や男性では81.6歳、女性では87.7歳になりました。

※2020年データ








寿命が延びることは嬉しいことですが、

気になるのは「いつまで元気でいられるか」

という点ではないでしょうか?




誤解を恐れずにいえば、

寿命が延びたとしてもただ生きていることを望むのではなく、

私たちはいつまでも健康的に生活し続けることを望むわけです。




そこで指標となるのが、

本日のテーマとなる「健康寿命」です。





健康寿命は自立して生活できる期間ですから、

その値がわかれば自分の人生設計にも役立てられます。




さて、

そんな健康寿命ですが、

男性では72.6歳、

女性では75.5歳

ということになります。





予想どおりでしたか?

案外短いと思われた方もいることでしょう。




私の父親がもうすぐ60代半ばですので、

あと10年しないうちに自立した生活が

できなくなる可能性があるわけです。




こう考えると親の介護というのは、

案外早々にやってくるのだと感じます。




また、平均寿命と比較してみると、

男性では約9年、

女性では約12年間

「自立した生活ができない期間」を過ごすことになります。









いかがでしょう。

自分自身または親が9~12年介護を必要になる可能性を見越して

人生設計できていますでしょうか?




実際には病気も老化も

その時になってみないとどうなるかわかりませんし、

90歳まで元気に生きる方もいれば、

若いうちに亡くなられる方もいます。




本当にわかりません。




ですが、わからないからこそ準備が必要なのです。




このブログを読んでくださった方が

少しでも問題意識をもっていただけたら幸いです。




そして行動に移しましょう。




知識を貯めるのもよし。

お金を貯めるのもよし。




人生に関する問題意識は鮮度が命です。




なぜなら、

人生の中でもっとも若いのは今この瞬間なのですから。






協立病院 地域医療連携課 横井

2021年10月21日木曜日

目の前の問題をどう見るか


 

目の前の問題をどう見るか



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




以前「気づき」「運」につながるという話をしました。

いかがでしょう、気づきは得られていますか?




ところで……

みなさんは老子をご存じでしょうか?




老子は春秋戦国時代の中国における思想家・哲学者です。




老子の思想はまさに

「気づき」を得るためのヒントになるのでおすすめです。




老子にはこんな話があります。




世の中の人はみな美に執着するが、

「美しい」と「醜いが」別々にあったわけじゃない。


それは人間が勝手に決めたことで、

「醜い」があるから「美しい」があるのだ。


善悪も同様。

悪があるから善があり、

それは比べることによって生まれる。


だから「道(タオ)」に通じている聖人は

片方だけで判断しないし、

いつも全体を見て言葉のない教えをする。

※道(タオ)=真理




また、チベット仏教の指導者

ダライ・ラマ14世にも

こんな言葉があります。




砂に一本の線を引いたとたんに

私たちの頭には「こちら」と「あちら」の

感覚が生まれます。


この感覚が育っていくと

本当の姿が見えにくくなります。




両者が伝えたいことは似ているように思います。




私たちはいつの日も

「良い」「悪い」ばかりで

ものごとを考えてしまいます。




私が医療ソーシャルワーカーとして行う支援もまた、

自分の中にある「良い」「悪い」というフィルターを通して

目の前にある問題を見てしまいがちです。




これではダライ・ラマ14世がいうように、

本当の姿(本質)が見えなくなってしまいます。




もちろん、

助けを求める人々に

手を差し伸べることは私たちの使命です。




しかし、

問題の本質を理解していなければ

小手先の支援にしかなりません。




こちらが「良い」と思って一方的に行っている支援が、

時として「悪」を生じてしまうこともあるのです。




たとえば、

「家族の介護力がなく転倒リスクが高いので

介護施設に入った方が良い。」




医療福祉の現場では、

このような評価がなされることがあります。




しかし、

私たち医療従事者が良いと思っていても、

患者さま自身は「家で生活したい」と思っていたらどうでしょう。




私たちの善意が患者さまにとっての

「悪」になってしまうかもしれません。




先日のミッションの話にも通ずるところですが、

私たちはなんのために医療や介護を提供しているのか?

その本質を見逃すわけにはいきません。




私たちが行うのは、

病気や怪我を治療することなのか。

介護支援を行うことなのか。

施設入所を導くことなのか。




これらは勿論なのですが、

医療福祉の本質は「ウェルビーイング(幸福)」の追求だと思っています。




とても難しい話になってしまいましたが、

難しいからこそ向き合って考えなければいけません。




善悪を語れば偏りが生じます。

偏りはシワの原因です。

シワがあると形は歪みます。

歪みを見つけると人は善悪を語ります。




人間社会で生きていく以上、

どうしても良し悪しはついて回ります。




しかし、

片方だけで判断せずいつも全体をみる。

線引きをするのは人間であり、

自分自身であることを自覚する。




そうすればきっと

新たな「気づき」が生まれると思うのです。




「ことの本質から支えていく」

そんな支援を心がけていきたいと思います。




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協立病院 地域医療連携課 横井



2021年10月20日水曜日

長生きするための言葉



長生きするための言葉



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




長生きする人が使う言葉をテーマにした、

心理学研究をご存知でしょうか?




米国ケンタッキー大学の

デボラ・ダナーが行ったとある調査があります。




ノートルダム寺院(大聖堂)にいる180名の尼僧の日記を調べた結果、

長生きするためのヒントがわかったというのです。




尼僧たちは日々、

自分の身の回りの出来事や感想などをつづった

日記をつけていたそうです。




そこでダナー氏は、

「今日も幸せに過ごせて嬉しい」などの

ポジティブな言葉が多い日記のグループと、




「今日はとにかく疲れた」などの

愚痴や不満の多い日記のグループに分け、




85歳と93歳時点での生存率を調べてみました。




結果は以下の通りです。




◇85歳時点の生存率

ポジティブなグループが54%

ネガティブなグループが18%




◇93歳時点での生存率

ポジティブなグループが79%

ネガティブなグループが52%




いかがでしょう。

言葉遣いひとつでこれほど違いが生まれるというのです。




ちなみにノートルダム寺院(大聖堂)はフランスにあります。




2021年現在

フラン人の平均寿命は82.6歳です。




ポジティブな言葉を使ったグループの

5割以上が平均寿命を超え

そのうち約8割が93歳まで生きることになります。




「言葉の力」については

ブログ内でも語ってきました。




よい言葉は積極的に

使っていかなければいけませんね。




最近愚痴や不満、文句ばかりを

口にしていませんか?




でも安心してください。




こうしてこの記事を読んで

「気づき」が生まれましたから、

きっと今日からよい言葉を意識して過ごせるはずです。




「気づく」ことは「運」を掴むこと

という話も以前記事にしました。




ぜひ、よい言葉をたくさん使って

日々を過ごしましょう。




そして、よりよく長く生きるための

老後準備もお忘れなく。




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協立病院 地域医療連携課 横井



 

2021年10月19日火曜日

よりよい人生にはミッションが不可欠

 





よりよい人生にはミッションが不可欠



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




10月のブログを担当して、

月の半分を折り返しました。




人間慣れないこともやろうと思えばできるものですね。




ところで、

みなさんはミッション

というものを意識したことはありますか?




ミッションとは

「存在理由」「目的」のことです。




人生も仕事も恋愛も趣味も、

ミッションが大切になります。




ミッションを見つけるには

「3つの円」を重ね合わせるとよいといいます。




・好きなこと

・得意なこと

・人のためになること




※クリックして拡大




この3要素が重なることで、

自分自身や他人を動かす力を生みだせます。




たとえばみなさんご存じプロ野球の

大谷翔平選手




大谷選手は

野球が大好きで(好きなこと)

二刀流を駆使しながら(得意なこと)

ファンに夢や希望を与えるプレーヤー(人のためになること)




その結果、

メジャーで大活躍されている

ことはいうまでもありません。




私自身も10月のブログ担当になるからにはと、

ミッションを意識してみました。




私の場合、

本を読むのが好きで(好きなこと)

パソコンが得意だから(得意なこと)

知識をみなさんに提供することにした(人のためになること)




といったところでしょうか。



私の知識が人のためになっているかは定かではありませんが、

ミッションの大切さはおわかりいただけたかと思います。




何かをはじめるとき、

はじめたいと思った時、

自身の人生と向き合う時、

「3つの円」を重ねてみてください。




きっと、

人生をよりよく過ごすためのヒントを見つけられるはずです。




協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月18日月曜日

「おかげさまで」という言葉


 

「おかげさまで」という言葉



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




みなさんは「おかげさま」という言葉を使っていますでしょうか?




「おかげさま」とは

「お影さま」という意味が含まれているようです。




影が生まれるということは光があるということです。




「おかげさま」とは、

相手が自分を太陽のように照らしてくれているという、

とても感謝のこもった言葉としての意味をもちます。




おかげさまで、

元気に暮らすことができています。



おかげさまで、

食べ物に困ることなく生活できています。



おかげさまで、

家族仲よく暮らすことができています。




普段何気なく使っているかもしれませんが、

とても感謝満ちた言葉なのです。




そしてもう一つ。




大切にしていただきたいことがあります。




「誰のおかげなのか」

「何のおかげなのか」




その先を考えるという視点です。




元気に暮らせているのはなぜか?

食べ物に困らないのはなぜか?




「なぜ?」という問いを繰り返したその先に、

きっと自分を照らす光の根源(本質)が見つけられるはずです。




それは両親かもしれません。

もしくは自然、地球、宇宙かもしれません。




感謝の先を見続ける。




自分にとって光となる存在を意識して生きることは、

よりよい生活を送るうえでは欠かせないことだと思うのです。


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協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月16日土曜日

「しかたない」で決まる人生


 「しかたない」で決まる人生



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




本日は土曜日ですが、

出勤日ということもありブログを書きました。




今日は少し真面目な話です。




真面目な話といいましても、

至極当たり前の話です。




私は職業柄、

高齢患者さまの人生の最終段階における意思決定に

たずさわることもあります。




家で暮らしていきたいのか、

それとも介護施設に入りたいのか、

大切な意思決定です。




家で暮らしたいと希望して、

家で生活できればよいのですが、

現実はそう簡単にはいきません。




中には、

患者さまが在宅生活を望んでも、

ご家族は施設入所を希望されるケースもあります。




患者さまが自宅生活を継続したくても、

家族が体力的に介護できない場合や、

仕事のために介護ができない場合など

理由はさまざまです。




このような場面では必ずといっていいほど、

「しかたない」という言葉を耳にします。




病気だからしかたない

歳だからしかたない

仕事があるからしかたない




確かにしかたないのかもしれません。




ですが、

本当に「しかたない」で

済ませられるものなのでしょうか?




80歳、90歳という月日を過ごしてきた人生の

決め手となる言葉が「しかたない」だとしたら、

みなさんいかが思われるでしょう。




もし、自分がしかたなく

望まない場所で生活することになっても、

私たちは幸せな日々を過ごせるものなのでしょうか?




後悔なく、よい人生だったと

幸せに最期を迎えられるものなのでしょうか?




家族とはいえ、

それぞれに生活があって、

経済活動があって、

幸せの形があります。




私たちはさまざまなものを天秤にかけ、

選択肢を選んでいきます。




それが時として、

くい違った答えを生じることもあります。




そのくい違いを正すことはできないかもしれません。




ですが、

やっておくべきことはあります。




家族間で話しあっておくことです。




話しあえばくい違いは正せずとも、

心のあり方は変えられるかもしれません。




要するに時間をかけて互いに納得できるよう

人生設計をすることが重要なのです。




私たち医療介護従事者が、

どれだけ素晴らしいサービスを提供しても、

それはサポートにすぎません。




幸せのあり方は人それぞれです。

その人にしかわかりません。




主人公は1人だけです。




少し重たい話になりましたが、

目を逸らすわけにはいきません。




かけがえのない人生なのですから。



医療介護の情報収集が必要なときは、

いつでもご相談ください。




協立病院 地域医療連携課 横井

2021年10月15日金曜日

老健ってどんな施設?


 

老健ってどんな施設?



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。



本日は介護施設の中から、

「介護老人保健施設」

について紹介したいと思います。




介護老人保健施設とは、

通称「老健(ろうけん)」

と呼ばれる施設です。




おそらく私たち医療ソーシャルワーカーが

もっとも患者さまを紹介してきた施設ではないでしょうか。




刀圭会グループには、

「アメニティ帯広」「アメニティ本別」

がありますがいずれも老健です。




アメニティ帯広は病院との併設施設ということもあり、

問い合わせが多い施設でもあります。




さて、

そんな老健ですが

どのような特徴があるのでしょうか。




老健をひとことで表すなら、

「短期間の入所で在宅復帰を目指す施設です。




「短期間」というワードを出しましたが、

老健は長期的な入所ができない施設になります。




施設入所相談を受けていますと、

老健はずっと入所できる施設だと

誤解をされている方が多くいることを感じます。

(そんなこともありテーマにあげました)




実際のところ……

老健に入所出来る期間は

基本3~6カ月程度です。




老健が主の目的とするところは、

リハビリによって身体機能の維持・向上をはかり在宅復帰目指すことです。



もしくは、

最終生活場所となる施設に入所するまでの

数カ月間を待機する目的で利用するなど、

あくまでも一時的な位置づけの施設となります。




つまり、

ずっとみてもらえると思って入所すると、

「せっかく入所したのに話が違う!!」

ということになりかねません。




ではどのような方が入所に向いているのか?

以下に説明します。




①リハビリを経て在宅生活を継続したい

②住環境や家族の介護体制を整えるのに時間が必要

③目的の施設が空くまで入所したい

④介護者の都合により数カ月ほど入所したい

⑤冬の間だけ入所したい




こちらはあくまでも老健に適した入所目的です。

施設ごとにルールは異なりますので、

全てがこの通りではありません。




また、施設によっては

「看取り」を行っている場所もあります。




介護施設にはメリットデメリットもあります。

種類もたくさんありますから、

目的に適した施設を探さなければなりません。




介護施設の情報は必要になってから調べるととても大変です。




わからないことがあれば医療ソーシャルワーカーへご相談ください。



※クリックして拡大




協立病院 地域医療連携課 横井



2021年10月14日木曜日

幸せを連鎖させる方法


 

幸せを連鎖させる方法



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




本日のテーマは幸せを連鎖させる方法です。




生きている以上、

誰もが幸せでい続けたいと願います。




わざわざ不幸でありたいという方はそういません。




今週配信した「言葉がもつ力」と「気づき力」を理解すれば、

人生の質は大きく変わるはずです。

記事「言葉がもつ力」

記事「気づき力」




今日はさらにもう一ネタお伝えします。




さらに幸せを連鎖させていきましょう。




みなさんは、

ミラーニューロンをご存じでしょうか?




ミラーニューロンとは他者の行動を理解する際の助けとなる脳の神経細胞で、

モノマネ細胞などと呼ばれたりもします。




このミュラーニューロンですが、

接した相手の行動や思考を無意識に自らへと反映させます。




要するに、

幸せな方と接していると幸せになるための

行動や思考がインプットされていくわけです。




私たちはミラーニューロンの働きによって、

他人から幸せをおすそ分けしてもらえるのです。




ポジティブな友人と一緒にいる時に、

「この人と一緒にいるだけで楽しい」

「ワクワクする」

「何でもできる気がする」




こんな感覚になったことはありませんか?

これもミラーニューロンの影響といえます。




視点を変えれば、

自分がポジティブなら相手もポジティブできるのです




ポジティブは連鎖します。

そして新たなポジティブを引き寄せてくれます。




病院は病気や怪我をされた方がたくさんいらっしゃる場所です。




病気や怪我は多くの方にとってネガティブなできごとであり、

病院はネガティブが集まりやすい場所ともいえるでしょう。




気をつけたいのは、

ミラーニューロンはネガティブも連鎖させてしまう点です。




我々医療スタッフが「ポジティブでいる」「幸福でいる」ことは、

治療とは別角度から患者さまに元気を与えられる方法のひとつではないかと思います。




よい仲間

よい言葉

よい気持ち




まわりくどい話をしなくても、

これらが幸福な人生に欠かせない要素であることは誰もが知っています。




私自身も、

まずは自分の部署から幸福を連鎖させていきたいと思います。




医療・介護制度やサービスについてご相談がありましたら、

医療ソーシャルワーカーまでご相談ください。


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次回10/15(金)

テーマ「老健ってどんな施設?」を投稿予定です。



協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月13日水曜日

気づき力



 気づき力




こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




本日のテーマは「気づき力」です。




気づく力を鍛えることで劇的に

「運」がよくなるといわれています。




そもそも「気づく力」とはどのようなものでしょうか?




環境の違和感に気づく力、

人の感情に気づく力、

洞察力とも呼ばれたりします。




ではなぜ「気づき」

「運」と関連するのでしょうか?




とある研究を例にあげますと、

ウエスタンワシントン大学が

「金の生る木の実験」というものを行ったそうです。




この実験では学生が通る樹木にドル札を吊るして、

何人がお金に気づけるかを調査しました。




その結果、

ドル札に気づいた学生はたったの6%しかいなかったそうです。




この結果から「気づき」「運」には

大きな関連があることがわかります。



そして、

私たちのほとんどがチャンスを

見過ごしてしまっていることになります。




つまり、

気づく力を鍛えれば運も上がるのです。




・早期に病気であることに気づく

・ビジネスチャンスに気づく

・警察が取り締まりをしていることに気づく

・今日は上司が不機嫌だと気づく




こういったことに気づけなかったとき、

多くの方は「運が悪かった」「ツイてなかった」と口にするはずです。




気づきというのは生活の質を上げるための

重要なポイントになり得ることがわかると思います。




私たち医療ソーシャルワーカーの支援場面でも、

運は非常に大切な要素です。




たとえば、

私たちは毎月たくさんの介護施設入所支援を行います。




しかし条件のよい介護施設が見つかっても、

部屋に空きが出なければ入所できません。




十分なお金があっても施設に入れないことがまれに起こるのです。




まさに運しだいといったところです。




気づきがあれば、

ベストタイミングで施設に入れるかもしれません。




もしくは、

施設入所の原因となった病気や怪我を

未然に防げるかもしれません。




「気づく」ためには

「知る」ことが大切です。




制度のことも施設のことも、

家族のことも自分自身のことさえも、

知らなければ気づきは生まれません。




知っていれば根底にある問題に気づき、

本当に必要となるものに気づけます。




さらには自分の弱さに気づき、

自分の強さにも気づけるのです。




私たちソーシャルワーカーは、

気づきを与える視点も大切にしながら

患者さまの支援を行っています。




今まさにこの記事を読んでくださった方には、

またひとつ新たな気づきが生まれたかもしれません。




医療介護のことで知りたいことや困りごとがありましたら

いつでもご相談ください。



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次回10/14(木)

テーマ「幸せを連鎖させる方法」を投稿予定です。




協立病院地域医療連携課 横井


2021年10月12日火曜日

言葉がもつ力


 

言葉がもつ力




こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




みなさんは普段からどのような言葉を使っていますでしょうか?




ポジティブな言葉を使うように心掛けている方もいれば、

ネガティブな言葉ばかりを使ってしまうという方もいるかもしれません。




私は医療ソーシャルワーカーとして、

日頃から患者さま・ご家族様の悩み相談をお受けしております。




日々人との会話を続けていると、

言葉の持つ力やその大切さを実感します。




ところで「よい言葉をかけた水は奇麗な結晶になる」

とう話をご存じでしょうか?




これは江本勝さんという方が行った実験で、

「奇麗な言葉」「汚い言葉」をかけた際に

結晶化する氷の違いを調べたものです。




その結果、

奇麗な言葉をかけた水は奇麗な氷の結晶ができ、

汚い言葉をかけた水は結晶にすらなりませんでした。

参考書籍「水は答えを知っている」




とくに感謝と愛の言葉でできた結晶は芸術作品のように美しいのです。




江本さんは書籍の中で、

宇宙には憎しみなどはなく

感謝しか存在しないと語っています。




この実験では、

水が言葉によってその性質を変えることを証明したものになりますが、

あらためて言葉の持つ力を考えさせられます。




ちなみに、

刀圭会には法人オリジナルのフィロソフィー(哲学)

というものがあります。



その中のひとつに

「宇宙の意思と調和する」

という内容があります。




宇宙には愛と感謝しか存在しません。




怒りや憎悪を生むのは人間です。




愛と感謝を持ち続けることが自然で、

怒りや憎悪は不自然なのです。




また、

私たち人間の身体は約70%が水分でできています。

新生児の場合には約80%にもなるそうです。




ポジティブな言葉で身体が軽くなるのも、

ネガティブな言葉で胸が痛むのも、

宇宙のあり方なのかもしれません。




私たち医療ソーシャルワーカーは

「言葉」を使って支援する専門職です。




手は体に触れることしかできませんが、

言葉は心に触れることができます。




ひとつひとつの言葉を大切にしながら

患者さまの支援をしていきたいと思います。



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次回10/13(水)

テーマ「気づき力」を投稿予定です。



協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月11日月曜日

ケアマネジャー事業所選びのポイント

 




ケアマネジャー事業所選びのポイント



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




私たちは普段、病気や怪我で要介助状態となった患者さまに対し

介護保険制度の利用支援などを行っています。




介護保険制度の利用申請を行うと、

要介護認定(要支援1~2、要介護1~5)

受けることになります。




さらに、

要介護認定が決まったあとは地域のケアマネジャーに

ケアプラン(介護サービス利用計画)作成を依頼しなければなりません。




ケアマネジャーとは被介護者の置かれている状況を把握し、

日常生活を送るうえで必要な介護サービスの手配や

利用計画を立ててくれる専門職です。




要支援1~2の方は管轄の地域包括支援センターの

ケアマネジャーが担当になりますので流れはスムーズです。




しかし、

要介護1~5の方については、

地域にたくさんある事業所の中から1カ所選ばなければなりません。




とくに帯広市の場合は40カ所もある事業所から選ばなければならず、

困惑してしまう方も多いようです。




実際家族からは、

「どこの事業所(ケアマネジャー)が1番良いのですか?」

などといった質問を受けることもあります。




正直にお答えしますと、

医療ソーシャルワーカーにはわかりません。




こればかりは人と人の繋がりの中で生じる相性も関係しますから、

担当になってみなければわからないのです。




ただし、

事業所選びに関しては少しだけポイントがあります。




本日は事業所選びの3つのポイントをご紹介します。



【ポイント①】

まずは、在宅系サービスを多く運営している法人の事業所を選ぶという考え方です。




決して同一法人内の介護サービスしか使えないわけではありませんが、

情報共有のスムーズさや調整のスピード感は大きな利点となります。




【ポイント②】

また、かかりつけ医療機関の系列からケアマネジャーを選ぶ方も多いと思います。




ケアマネジャーは医療機関との連絡調整も多い職種ですので、

医療機関とケアマネジャーの連携が強固なのは大きな利点です。




【ポイント③】

もしくは、将来的に介護施設への入所を考えている方の場合には、

介護施設を運営している法人のケアマネジャー

繋がりを持っておくというのも方法の一つです。




法人が違うから介護施設へ入所できないということはありませんが、

詳しい情報を得られることや情報共有のスムーズさに利点があります。


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刀圭会には、

居宅支援事業所として

「向日葵」「はなみずき」


小規模多機能居宅介護支援事業所として

「ななかまど」「りんどう」


それぞれにケアマネジャーがいます。



居宅介護支援事業所「向日葵」

居宅介護支援事業所「はなみずき」

小規模多機能型居宅介護支援事業所「ななかまど」

看護小規模多機能型居宅介護支援事業所「りんどう」




もし刀圭会の事業所をご検討の場合には、

事業所ごとに役割が異なりますので、

一度ご相談いただけますと適切な事業所の紹介から

引継ぎまでお手伝いさせていただくことも可能です。




介護保険サービス利用方法に関するご質問・ご相談がございましたら、

地域医療連携課までお問い合わせください。




次回10/12(火)

テーマ「言葉が持つ力」を投稿予定です。



協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月8日金曜日

未来から逆算して考える


 

未来から逆算して考える



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




「未来から逆算して考える」とはどういうことでしょうか?




ゴルフ界のレジェンド青木功氏にはこんな話があります。




ゴルフでは大抵の場合、

ティーショットをどこに落としそこから,

どのようにアプローチをしてグリーンに乗せ、

どこからパターを決めるのかを考えます。




しかし、

青木功氏の場合は違います。




青木氏は、パターをどうやって決めるかを考えてから、

アプローチの仕方を考えて1打目のティーショットを

どこに打つかを決めるというのです。




つまり、ゴールから逆算してスタートの仕方を考えるわけです。




私たちは人生の各段階で夢を抱いたり目標を立てたりするわけですが、

大抵の場合スタート地点からゴールまでを組み立てようとします。




難しく考える必要はありません。

料理では誰もができているはずです。


①食べたいものをイメージする

②レシピを調べる

③食材を用意する

④レシピ通りつくる




これはビジネスでも趣味の世界でも家庭生活でも、

どこでも応用できる考え方です。




老後にもあてはまります。


・どこで生活をしたいのか

・誰に介護をしてもらいたいのか

・それにはいくらかかるのか




寿命は人それぞれですので正確なゴールはわかりません。




しかし、

将来必ずやってくる介護に準備をせずに臨むのはとてもリスキーです。




未来から逆算して考える。




よりより人生のためのキーワードとして、

心にとめていただけたら幸いです。





医療・介護制度やサービスのことでわからないことがございましたら、

医療ソーシャルワーカーまでご相談ください。

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次回10/11(月)

テーマ「ケアマネジャーの事業所選びのポイント」を投稿予定です。



協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月7日木曜日

他人を思いやれないほど忙しくなるな



「他人を思いやれないほど忙しくなるな」



こんにちは。
医療ソーシャルワーカーの横井です。



本日は最近とても心に刺さった言葉を紹介したいと思います。
Never be so busy as not to think of others.
「他人を思いやれないほど忙しくなるな」



マザー・テレサの言葉です。
先日、海外在住の占い師から教えていただいた言葉です。



私は趣味の多い人間でプライベートは割と忙しい日々を送っているのですが、
そんな中でこの言葉を教えてもらいました。



「他人を思いやれないほど忙しくなるな」



はっとさせられる言葉ですね。



日々仕事をしていると余裕がなくなるほど忙しくなることもあります。
人間一生懸命になればなるほど周りが見えなくなってしまうものです。



そんな余裕のなさにミスは生まれてしまいます。



患者さまへ医療を提供するはずが、
忙しく余裕がなくなり患者さまを思いやれないのであれば元も子もありません。



「忙しくなるな」とは「働くな」ということではなく、
本質を忘れるなということだと思います。



ブログをお読みのみなさまにも、
当てはまる部分は多いのではないでしょうか?



とてもよい言葉でしたのでお伝えしたいと思い、
投稿いたしました。



医療・介護に対する困りごとがございましたら、
医療ソーシャルワーカーまでご相談ください。



「心にゆとりをもって」お待ちしております。



次回10/8(金)
テーマ「未来から逆算して考える」を投稿予定です。


協立病院地域医療連携課 横井


2021年10月6日水曜日

老後2,000万円は必要なのか?

 


老後2,000万円は必要なのか?



こんにちは。

協立病院MSWの横井です。




老後2,000万円問題……。

まだ記憶に新しいのではないでしょうか?




2019年11月金融庁の報告により、

「高齢者世帯では老後2,000万円が不足する」との見通しがあり、

一時ニュースで話題になりました。




では本当に2,000万円必要なのか!?

みなさんの疑問に答えるため、いろいろとリサーチしてみました。




①老後2,000万円は必要な可能性もある!!



結論から言いますと……。




「必要な人もいるけど、必要ない人もいる」です。




いやいや、

それじゃ答えになっていないと思われた方もいるでしょう。




なぜこのように結論づけたのか具体的に説明します。




今回、老後2,000万円についてリサーチしてみました。



専門家の中には金融庁の報告については誤解をまねく部分もあり、

実際には老後2000万円も必要ではないとする意見も多くあります。




では本当に必要ないのかといえば、

医療ソーシャルワーカーの経験上そうとはいいきれないと思います。



なぜなら私たちが支援させていただく患者さまの中には、

経済的理由から医療介護問題を抱えてしまう方がいるからです。




老後はできるだけ病気をせずに

介護とは無縁の生活を送ることができれば問題ありません。




しかし、平均寿命が伸び続ける日本では

介護と無縁の生活をしていくことは困難です。



そのため介護が必要になった場合、

生活費がいくらかかるか想定しておかなければなりません。




②もしも介護施設への入所が必要になったら


もしも介護施設への入所が必要になったら

どれくらい費用がかかるかご存じでしょうか?




有料老人ホームともなれば月20万円程必要となります。




日本の年金の平均受給額は1カ月約14万円といわれていますから、

ほとんどの方が年金だけでは施設に入ることができません。




仮に5年間入所することになれば不足分6万円を60カ月支払うので、

合計360万円必要になります。




10年間なら合計720万円必要です。




このほか治療費や日常生活品費、葬式代などの費用も考えると、

最終的に1,000万円が必要になるかもしれません。




夫婦そろって同じように生活をすれば合計2,000万円です。



③何歳まで生きるかで必要なお金は変わる


少し大げさな事例を出しましたが、

老後2,000万円が必要になる場合もあるわけです。




ただし、年金の額、生活の場所、

何歳まで生きるのかによって事情は変わります。




受給できる年金額はわかっても何歳まで生きられるかはわかりません。

つまり、最終的にどれだけのお金が必要なのかはわからないのです。




介護施設の中には条件のよい安価な施設もあります。

しかし、申し込みから年単位で空きを待たなければならないのが現状です。




そしてこれら施設に関する知識を持っていなければ、

条件のいい施設にたどり着けない場合もあります。




逆に知識があれば老後の生活を上手く設計し、

計画的に老後生活を送ることが可能です。




知識をもつことは大きな価値となります。




老後2,000万円は必要な人もいるけど必要ない人もいます。




でもその前に、

まずは知識を貯めてみませんか?



刀圭会グループには医療介護の専門家がたくさんいます。

将来のためにも是非ともご相談ください。


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次回10/7(木)

テーマ「他人を思いやれないほど忙しくなるな」を投稿予定です。




協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月5日火曜日

問題の本質を見抜く力が大事

 





問題の本質を見抜く力が大事



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




みなさんはどんな秋をお過ごしでしょうか?


・食欲の秋

・スポーツの秋

・読書の秋




くれぐれも食べ過ぎと怪我には十分お気をつけください。




私はといいますと、

読書の秋を過ごしています。




私ごとですが昨年の11月末から読書をするようになり、

今月で140冊ほど読んだところです。




元々読書は大の苦手で読んでも年1~2冊程度だったのですが、

たまに苦手なこともやってみようと始めたところ、

いつの間にか習慣化してしまいました。




今では少しでも読書の時間を確保するために、

朝5時前後に起床をする生活サイクルを送っています




やはり習慣化は大事ですね。




「習慣が10割」という書籍にも、

未来で差を生むのは才能ではなくコツコツ続けていくことだと書かれています。

書籍「習慣が10割」



また、

読書教養を身につけるという点で、

非常に大切なことだと実感しています。



これは個人的な考えですが、

教養を身につける目的は「自身の中にあるフィルターを外していく作業」だと思っています。




特定の知識しかないということは「偏っている」ということですね。

偏りがあれば偏った世界しか見られません。




知識というのは全く違うジャンルであっても、

意図せぬところで繋がっていくものです。




それは本質の部分では同じだったりするからです。




私たちが見るべきはものごとの本質であり、

本質を見るためにはフィルターを外さなければなりません。




私たち医療ソーシャルワーカーにとって大切な資質は、

「問題の本質を見抜く力」です。




問題の本質を見つけ、

いかにして解決に導いていけるかが重要になります。




小手先の支援にならないよう、

日々自己研鑽を続けていこうと思うしだいです。



次回10/6(水)

テーマ「老後2,000万円は必要なのか?」を投稿予定です。



協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月4日月曜日

親子で将来の介護について話し合っておくべき理由

 


◆親子で将来の介護について話し合っておくべき理由


こんにちは。
医療ソーシャルワーカーの横井です。



私は10年間医療ソーシャルワーカーとして、
日々多くの患者さま・家族さまから医療介護に関する相談を受けてきました。



10年医療介護相談を受けてきてあらためて感じることは、
ほとんどの方が「突然の病気や怪我に直面してから介護問題に頭を抱えている」
ということです。



はっきり申しますと介護問題を解消するためには「対策が9割」です。



加齢は全ての人にやってきます。
どんなに元気な方でも、一流のアスリートでも、
有名な医者でもいずれやってくる介護を避けることはできません。



認知症医療の第一人者である長谷川和夫先生も、
自らが認知症になった事実を題材に著書を出されています。



いつ病気や怪我をして歩けなくなるかは予測できません。
90代まで元気な方もいますし、70代で寝たりきりなってしまう方もいます。



介護問題を深刻化させないためには、
元気なうちに家族間で話し合っておくことが大切です。




◆5割の人が病気や怪我をしてから介護の必要性に気づく





2019年にSOMPOホールディングス株式会社が実施した
「親の介護に関する調査」結果では、まさに私が感じている調査結果が
掲載されていました。



調査項目に
「あなたが親の介護が必要だと感じたきっかけはなんですか?」という設問があるのですが、
「親が病気や怪我をしたとき」と回答した人が50.9%という結果でした。



さらに驚いたのが「親から依頼」が3.0%だったという結果です。



親子間で将来の介護の話をするというのは、
なかなか気まずいことから話し合いの機会をもてないといった方も少なくないと思います。



しかし、調査の結果から親からの申し出はほぼ期待できないことがわかります。



つまり、将来の介護対策を行うには
子から親へアプローチしなければはじまらないということです。



また、「あなたは親の介護に備えて、何か事前に準備をしていましたか?」という設問に対し
「何もしていない」と答えた方が33.0%という結果も出ています。



2人に1人は親の病気や怪我に直面して介護問題を抱え、
3人に1人は何も準備をしていないということになります。



いかがでしょう?



もしあなたが何も準備をしていなかった場合、
突然やって来た介護問題にどのようにして対応されますか?



親子で話し合うだけで未来は変わります



もちろん、
病気や怪我の治療、介護が必要になった方が安心して
日常生活を送れるように支えるのが私たち刀圭会の使命です。



しかし、本当に大切なのは
「困ってから対処するよりも、困らないように対策する」
ことではないでしょうか?



そして、もっとも基本的な対策が「親子で話し合っておく」ことです。



・介護が必要になったら自宅生活を続けるのか?施設に入るのか?
・誰に介護をしてもらうのか?
・施設に入るための予算はあるか?どのように準備するのか?
・お金の管理は誰が行うのか?
・延命治療は希望するか?



ほんの一部を例にあげましたが、
こういったことを事前に話し合っておくことで、
将来のイメージが具体的になり準備すべきものや課題がわかります。



難しい話ではありません。



「何も準備していない状態で介護問題を抱えてしまう方」
「準備や対策をしていた状態で介護問題を抱えてしまう方


どちらの方が困らないかという話です。



まずは親子で話し合ってみてください。
そして、課題がみえ知識や情報が必要になった時、
私たち医療ソーシャルワーカーをはじめとした専門職を頼ってください。



きっとお力になれるはずです。



次回10/5(火)
テーマ「問題の本質を見抜く力が大事」を投稿予定です。



協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月1日金曜日

10月のブログ担当になりました


 

10月のブログ担当になりました



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




刀圭会協立病院ブログ

10月分を担当させていただきます。




大変貴重な機会をいただきましたので、

今月はたくさんブログ投稿をしていこうと思います。




ところで作業興奮という言葉をご存じでしょうか?




私たち人間は「やる気がでたから行動できる」わけではなく、

「行動したからやる気がでる」のだそうです。




これを作業興奮といいます。




つまり、気持ちがノッてくるのを待つよりも、

やってしまった方がノッてくるわけです。




そして大切なのは、

大変なことを大変だと頑張るよりも、

「楽しい」変換する努力です。




以下はキューバの革命家チェ・ゲバラの言葉です。

「未来のために今を耐えるのではなく、未来のために今を楽しく生きるのだ」




きっと多くの方がさまざまなものごとを耐えているコロナ禍、

私のブログ投稿が少しでも意味のある貯えになったらと思っています。




10月はぜひとも

いつも以上にブログ閲覧お願いいたします。



次回投稿は10/4(月)

「親子で将来の介護について話し合っておくべき理由」について投稿予定です。




協立病院 地域医療連携課 横井