2021年10月13日水曜日

気づき力



 気づき力




こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




本日のテーマは「気づき力」です。




気づく力を鍛えることで劇的に

「運」がよくなるといわれています。




そもそも「気づく力」とはどのようなものでしょうか?




環境の違和感に気づく力、

人の感情に気づく力、

洞察力とも呼ばれたりします。




ではなぜ「気づき」

「運」と関連するのでしょうか?




とある研究を例にあげますと、

ウエスタンワシントン大学が

「金の生る木の実験」というものを行ったそうです。




この実験では学生が通る樹木にドル札を吊るして、

何人がお金に気づけるかを調査しました。




その結果、

ドル札に気づいた学生はたったの6%しかいなかったそうです。




この結果から「気づき」「運」には

大きな関連があることがわかります。



そして、

私たちのほとんどがチャンスを

見過ごしてしまっていることになります。




つまり、

気づく力を鍛えれば運も上がるのです。




・早期に病気であることに気づく

・ビジネスチャンスに気づく

・警察が取り締まりをしていることに気づく

・今日は上司が不機嫌だと気づく




こういったことに気づけなかったとき、

多くの方は「運が悪かった」「ツイてなかった」と口にするはずです。




気づきというのは生活の質を上げるための

重要なポイントになり得ることがわかると思います。




私たち医療ソーシャルワーカーの支援場面でも、

運は非常に大切な要素です。




たとえば、

私たちは毎月たくさんの介護施設入所支援を行います。




しかし条件のよい介護施設が見つかっても、

部屋に空きが出なければ入所できません。




十分なお金があっても施設に入れないことがまれに起こるのです。




まさに運しだいといったところです。




気づきがあれば、

ベストタイミングで施設に入れるかもしれません。




もしくは、

施設入所の原因となった病気や怪我を

未然に防げるかもしれません。




「気づく」ためには

「知る」ことが大切です。




制度のことも施設のことも、

家族のことも自分自身のことさえも、

知らなければ気づきは生まれません。




知っていれば根底にある問題に気づき、

本当に必要となるものに気づけます。




さらには自分の弱さに気づき、

自分の強さにも気づけるのです。




私たちソーシャルワーカーは、

気づきを与える視点も大切にしながら

患者さまの支援を行っています。




今まさにこの記事を読んでくださった方には、

またひとつ新たな気づきが生まれたかもしれません。




医療介護のことで知りたいことや困りごとがありましたら

いつでもご相談ください。



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次回10/14(木)

テーマ「幸せを連鎖させる方法」を投稿予定です。




協立病院地域医療連携課 横井