2021年10月29日金曜日

桜は散るから美しい



 桜は散るから美しい




こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。

 



平日連投してきました私のブログ投稿も、

本日が最後となります。

 



これまでお伝えした知識が少しでも

お役に立っていれば幸いです。

 



名残惜しい気持ちもありますが、

終わりがあるからこそ価値を見出すこともできるのです。

 



先日ですが、

日ハム斎藤祐樹選手の引退試合をTVで試聴しました。

 



現役中は怪我などもあり、

なかなか結果を出せずにいた斎藤選手でしたが、

最後のマウンドはとても輝いていました。

 



最後の瞬間に込められた

想い、息づかい、視線、一体感

そのすべてに感極まった方もいたのではないでしょうか。

 



伊勢物語にはこんな歌があるそうです。

 



「散ればこそいとど桜はめでたけれ憂き世になにか久しかるべき」

 



桜は散るからこそ美しい。

この世に変わらないものなどありはしない。

といった意味になります。

 



終わりというものがあるからこそ、

私たちの心のあり方は豊かでいられるのです。

 



人生もまた同じではないでしょうか。

 



私たちは「生き方」ばかりを一生懸命探求しますが、

「終わり方」というのはあまり考えようとはしません。

 



むしろ「終わり方」を考えることこそ、

「生き方」を考えることのようにも思います。

 



どんな最後を迎えたいのか明確になれば、

残りの人生をどう生きればよいかも

みえてくるとは思いませんか?

 



以前にもお伝えしました逆算の考え方ですね。




そして、

変わらないものはない。

諸行無常ということです。




いつまでも変わらない人生など存在しません。




日々を一期一会に過ごさなければ、

気付いたときには大切なものを

失ってしまうこともあります。




本来であれば他人の人生に

口を出すのは野暮なことかもしれません。




しかしながら、

世間の流れも諸行無常なのです。




少しでも老後生活に困らない方を増やすのも

私たち医療福祉従事者の役目になります。




自身の老後の準備、

親の老後の準備、

少しずつ考えていきませんか?




刀圭会グループはいつでも、

お手伝いさせていただきます。




そして約1カ月間、

私のブログ投稿にお付き合いいただき、

大変ありがとうございました。





協立病院 地域医療連携課 横井