長生きするための言葉
こんにちは。
医療ソーシャルワーカーの横井です。
長生きする人が使う言葉をテーマにした、
心理学研究をご存知でしょうか?
米国ケンタッキー大学の
デボラ・ダナーが行ったとある調査があります。
ノートルダム寺院(大聖堂)にいる180名の尼僧の日記を調べた結果、
長生きするためのヒントがわかったというのです。
尼僧たちは日々、
自分の身の回りの出来事や感想などをつづった
日記をつけていたそうです。
そこでダナー氏は、
「今日も幸せに過ごせて嬉しい」などの
ポジティブな言葉が多い日記のグループと、
「今日はとにかく疲れた」などの
愚痴や不満の多い日記のグループに分け、
85歳と93歳時点での生存率を調べてみました。
結果は以下の通りです。
◇85歳時点の生存率
ポジティブなグループが54%
ネガティブなグループが18%
◇93歳時点での生存率
ポジティブなグループが79%
ネガティブなグループが52%
いかがでしょう。
言葉遣いひとつでこれほど違いが生まれるというのです。
ちなみにノートルダム寺院(大聖堂)はフランスにあります。
2021年現在
フラン人の平均寿命は82.6歳です。
ポジティブな言葉を使ったグループの
5割以上が平均寿命を超え、
そのうち約8割が93歳まで生きることになります。
「言葉の力」については
ブログ内でも語ってきました。
よい言葉は積極的に
使っていかなければいけませんね。
最近愚痴や不満、文句ばかりを
口にしていませんか?
でも安心してください。
こうしてこの記事を読んで
「気づき」が生まれましたから、
きっと今日からよい言葉を意識して過ごせるはずです。
「気づく」ことは「運」を掴むこと
という話も以前記事にしました。
ぜひ、よい言葉をたくさん使って
日々を過ごしましょう。
そして、よりよく長く生きるための
老後準備もお忘れなく。
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協立病院 地域医療連携課 横井