2021年10月20日水曜日

長生きするための言葉



長生きするための言葉



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




長生きする人が使う言葉をテーマにした、

心理学研究をご存知でしょうか?




米国ケンタッキー大学の

デボラ・ダナーが行ったとある調査があります。




ノートルダム寺院(大聖堂)にいる180名の尼僧の日記を調べた結果、

長生きするためのヒントがわかったというのです。




尼僧たちは日々、

自分の身の回りの出来事や感想などをつづった

日記をつけていたそうです。




そこでダナー氏は、

「今日も幸せに過ごせて嬉しい」などの

ポジティブな言葉が多い日記のグループと、




「今日はとにかく疲れた」などの

愚痴や不満の多い日記のグループに分け、




85歳と93歳時点での生存率を調べてみました。




結果は以下の通りです。




◇85歳時点の生存率

ポジティブなグループが54%

ネガティブなグループが18%




◇93歳時点での生存率

ポジティブなグループが79%

ネガティブなグループが52%




いかがでしょう。

言葉遣いひとつでこれほど違いが生まれるというのです。




ちなみにノートルダム寺院(大聖堂)はフランスにあります。




2021年現在

フラン人の平均寿命は82.6歳です。




ポジティブな言葉を使ったグループの

5割以上が平均寿命を超え

そのうち約8割が93歳まで生きることになります。




「言葉の力」については

ブログ内でも語ってきました。




よい言葉は積極的に

使っていかなければいけませんね。




最近愚痴や不満、文句ばかりを

口にしていませんか?




でも安心してください。




こうしてこの記事を読んで

「気づき」が生まれましたから、

きっと今日からよい言葉を意識して過ごせるはずです。




「気づく」ことは「運」を掴むこと

という話も以前記事にしました。




ぜひ、よい言葉をたくさん使って

日々を過ごしましょう。




そして、よりよく長く生きるための

老後準備もお忘れなく。




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協立病院 地域医療連携課 横井