2021年10月15日金曜日

老健ってどんな施設?


 

老健ってどんな施設?



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。



本日は介護施設の中から、

「介護老人保健施設」

について紹介したいと思います。




介護老人保健施設とは、

通称「老健(ろうけん)」

と呼ばれる施設です。




おそらく私たち医療ソーシャルワーカーが

もっとも患者さまを紹介してきた施設ではないでしょうか。




刀圭会グループには、

「アメニティ帯広」「アメニティ本別」

がありますがいずれも老健です。




アメニティ帯広は病院との併設施設ということもあり、

問い合わせが多い施設でもあります。




さて、

そんな老健ですが

どのような特徴があるのでしょうか。




老健をひとことで表すなら、

「短期間の入所で在宅復帰を目指す施設です。




「短期間」というワードを出しましたが、

老健は長期的な入所ができない施設になります。




施設入所相談を受けていますと、

老健はずっと入所できる施設だと

誤解をされている方が多くいることを感じます。

(そんなこともありテーマにあげました)




実際のところ……

老健に入所出来る期間は

基本3~6カ月程度です。




老健が主の目的とするところは、

リハビリによって身体機能の維持・向上をはかり在宅復帰目指すことです。



もしくは、

最終生活場所となる施設に入所するまでの

数カ月間を待機する目的で利用するなど、

あくまでも一時的な位置づけの施設となります。




つまり、

ずっとみてもらえると思って入所すると、

「せっかく入所したのに話が違う!!」

ということになりかねません。




ではどのような方が入所に向いているのか?

以下に説明します。




①リハビリを経て在宅生活を継続したい

②住環境や家族の介護体制を整えるのに時間が必要

③目的の施設が空くまで入所したい

④介護者の都合により数カ月ほど入所したい

⑤冬の間だけ入所したい




こちらはあくまでも老健に適した入所目的です。

施設ごとにルールは異なりますので、

全てがこの通りではありません。




また、施設によっては

「看取り」を行っている場所もあります。




介護施設にはメリットデメリットもあります。

種類もたくさんありますから、

目的に適した施設を探さなければなりません。




介護施設の情報は必要になってから調べるととても大変です。




わからないことがあれば医療ソーシャルワーカーへご相談ください。



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協立病院 地域医療連携課 横井