老健ってどんな施設?
こんにちは。
医療ソーシャルワーカーの横井です。
本日は介護施設の中から、
「介護老人保健施設」
について紹介したいと思います。
介護老人保健施設とは、
通称「老健(ろうけん)」
と呼ばれる施設です。
おそらく私たち医療ソーシャルワーカーが
もっとも患者さまを紹介してきた施設ではないでしょうか。
刀圭会グループには、
「アメニティ帯広」や「アメニティ本別」
がありますがいずれも老健です。
アメニティ帯広は病院との併設施設ということもあり、
問い合わせが多い施設でもあります。
さて、
そんな老健ですが
どのような特徴があるのでしょうか。
老健をひとことで表すなら、
「短期間の入所で在宅復帰を目指す施設」です。
「短期間」というワードを出しましたが、
老健は長期的な入所ができない施設になります。
施設入所相談を受けていますと、
老健はずっと入所できる施設だと
誤解をされている方が多くいることを感じます。
(そんなこともありテーマにあげました)
実際のところ……
老健に入所出来る期間は
基本3~6カ月程度です。
老健が主の目的とするところは、
リハビリによって身体機能の維持・向上をはかり在宅復帰目指すことです。
もしくは、
最終生活場所となる施設に入所するまでの
数カ月間を待機する目的で利用するなど、
あくまでも一時的な位置づけの施設となります。
つまり、
ずっとみてもらえると思って入所すると、
「せっかく入所したのに話が違う!!」
ということになりかねません。
ではどのような方が入所に向いているのか?
以下に説明します。
①リハビリを経て在宅生活を継続したい
②住環境や家族の介護体制を整えるのに時間が必要
③目的の施設が空くまで入所したい
④介護者の都合により数カ月ほど入所したい
⑤冬の間だけ入所したい
こちらはあくまでも老健に適した入所目的です。
施設ごとにルールは異なりますので、
全てがこの通りではありません。
また、施設によっては
「看取り」を行っている場所もあります。
介護施設にはメリットもデメリットもあります。
種類もたくさんありますから、
目的に適した施設を探さなければなりません。
介護施設の情報は必要になってから調べるととても大変です。
わからないことがあれば医療ソーシャルワーカーへご相談ください。
協立病院 地域医療連携課 横井