2023年1月24日火曜日

自らがその変化となれ!

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


私たち医療従事者は、

患者さまに処置や生活習慣について

指導を行うことが多々あります。


”塩分”は控えましょう。

”糖分”は控えましょう。

”脂質”は控えましょう。

”運動”するようにしましょう。


指導をするというのはとても簡単ですが、

相手に必要性を理解してもうのは大変です。


いうのは簡単だけど、

実践するのは難しいですね。


◆糖尿病の子どもとガンジー

インドの思想家ガンジーをご存じでしょうか?

誰もが歴史の教科書で目にするあのお方です。


ガンジーにはこんなエピソードがあるそうです。


ある日ガンジーのもとに、

糖尿病を患った子どもとその母親が訪れました。


母親はガンジーにあるお願いをします。


「この子が糖尿病なのに、砂糖をやめてくれないのです。

ガンジーさんからやめるよういってください」


するとガンジーはいいます。


「では、2週間後来てください」


それから2週間後、

親子はガンジーのもとに再来しました。


そこでガンジーは

子どもに対し糖をやめるよう注意し、

その子どもは砂糖をやめることができたのです。


ガンジーはなぜ、

親子が最初に訪れたときに

砂糖をやめるよういわなかったのでしょうか?


◆自らがその変化となる

母親はガンジーに尋ねました。


「なぜ最初から息子に

指導してくれなかったのですか?」


するとガンジーは答えます。


「私は2週間前、砂糖を食べていました。

だからこの2週間砂糖を断っていたいたのです」


ガンジーは、

子どもに砂糖をやめるよう指導するため、

自らも砂糖を断っていました。


相手の身になって考える。

相手の気持ちを推し量る。


簡単そうで意外と難しいものです。


そして、

案外忘れてしまいがちな部分でもあります。


部屋が汚い人に、

整理整頓を注意される。


太っている人に、

痩せるよう注意される。


自分が注意される立場だとしたら、

どことなく納得がいかないでしょう。


医療従事者と患者さまにも同じことがいえます。


相手の痛み・不安・価値観など、

理解しようとせずにあれをやれ、

これをやれとはいえません。


「世界にそれを望むなら、自らその変化となれ」


ガンジーの言葉です。


思い通りにいかない世の中を変えるのは、

他人ではありません。


”自分自身”なのです。


少しでも考えるきっかけになりましたら幸いです。


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