2023年1月6日金曜日

医療ソーシャルワーカーはAIにもできる?

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


先日は社会福祉士という

国家資格について紹介しました。


今回はさらに、

深掘りしていきたいと思います。


今回は社会福祉士資格をもって働く、

『医療ソーシャルワーカー』について

お伝えしたいと思います。


※医療ソーシャルワーカー(以下、MSW)



◆なくてはならない存在

協立病院は高齢患者さまの

利用が多い病院です。


MSWが行っている支援の多くが、

病気やケガをした高齢患者さまの

社会復帰支援です。


介護保険制度の申請を支援したり、

介護サービスの利用調整をしたりします。


ときには介護施設の紹介も行います。


こうした説明をすると、

『制度やサービスの紹介屋さん?』

と思われがちですがそうではありません。


社会福祉士は幅広い知識をもちながら、

相談援助を行う福祉の専門職です。


その知識をもちながら医療分野で

働いているのが『MSW』になります。


メインは相談援助です。


近年ではソーシャルワークと呼ばれていますが、

この部分が大事になります。


MSWがたんなる『制度やサービスの紹介屋さん』なら、

AIがその役割を担ってくれるでしょう。


◆医療ソーシャルワーカー vs AI

病気やケガの状況

生活環境

家族背景

経済状況

価値観


私たちMSWはこうした情報から、

患者さまが望む生活を実現できるよう

支援しています。


もし将来的にAIが普及すれば、

これら情報を入力するだけで、

最善の方法が導きだされるように

なるかもしれません。


しかし、

そこには”専門性”は存在しません。


MSWの専門性はもう少し深いところにあります。



◆患者さまが本心を語るとは限らない

人の心というものは複雑にできています。


ましてや病気やケガを患えば、

心の整理がつかなくなる場合もあるでしょう。


そんな心境のなか

「今後どうしたいの?」と聞かれても、

迷いなく答えられる方はそういません。


これでよいのだろうか?

これが正しいのだろうか?


患者さま自身には、

そういった迷いが常につきまといます。


そこに必要なのが、

我々のような相談相手なのです。


恋バナでも仕事の悩みでも、

他人に悩みを打ち明けることで、

心の整理ができたという経験はありませんか?


我々は患者さまやご家族と面談を行うなかで、

心のなかを整理できるよう”意図的に”アプローチしています。


最初は施設に入るといったけど、

本当は自宅に帰りたい。


こうしたモヤモヤを抱えている

患者さまは少なくありません。


相手の表情や隠された思い、

そういったものを整理し引きだすのが

私たちMSWがもつ専門性の一つです。


患者さまが「施設に入りたい」といったから

施設探しをお手伝いすればいい。


それだけならAIで十分かもしれません。


情報や知識はあくまでツールであり、

MSWの価値は『専門的面談技術』にあります。


近い将来、医療介護業界にも

多くのAIが導入されるでしょう。


専門性を磨かなければAIに

仕事をとられてしまうかもしれませんね。


(頑張らなくては……)


協立病院には、

専門性をもったMSWが3名います。


介護問題などでお困りの際は、

いつでもご相談ください。


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◆  お知らせ ◆

協立病院地域医療連携課では、

新たに1名の医療ソーシャルワーカーを

募集しています。

 

うちの連携室、

最大の魅力は……

 

・人間関係良好 ← 大事

・定時退勤可能 ← 重要

・年休使い切り推奨 ← 嬉しい

 

部署内には、

ケアマネ資格のある職員や看護師もいて、

わからないことがあっても安心です!!

 

意地悪な職員もいません(断言)

全員心優しい職員です。

 

私たちは『喜ばれる医療』を

実現できる仲間を求めています。

 

あなたもその一人になりませんか?


以下の募集ページよりご確認ください。

募集ページ