2023年1月19日木曜日

人生の価値を決めるのは誰か?

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


前回、思い込みがつくりだす

ネガティブについて触れました。


ただ、思い込みはポジティブに

作用する場面もあります。


思い込みというのは

とても強力な支配力を持っています。


ときには物事を都合よく解釈し、

環境にさえ影響を及ぼすほどです。


◆前向きに思い込める人

日本人は謙虚な人が多いです。


「わたしなんてそんな…」と

謙遜してしまう傾向にあります。


とても日本人らしいですね。


しかし目標に対して、

「どうせできっこない」と思い込む人と、

「自分にはできる」と思い込める人では、

どちらが目標達成の可能性を秘めているでしょうか?


だんぜん「自分にはできる」と

思い込んでいる人のはずです。


失敗するわけがないと思っているのですから、

失敗さえ失敗と思っていないかもしれません。


その人にとっての成功であれば、

誰がなんといおうと『成功』なのです。


ここが大切です!


◆なにを優先すべきか

高齢者支援を行っていますと、

医療介護専門職と患者さま・ご家族とで

認識が異なるケースがまれにあります。


たとえば、

専門職側は自宅での生活は困難だと思っていても、

患者さま・ご家族としては「生活できる」と

思っているケースなどがあります。


または、

専門職としては生活が成り立っていないと思っていても、

患者さま・ご家族としては「生活できている」と

思っているケースなどです。


私たち専門職は患者さまの生活に対して、

やや過保護になる傾向があります。


薬を飲み間違えるリスクがある、

自宅で転ぶリスクがあるとなると、

自宅生活は”困難”と判断してしまう場合もあります。


ときには、在宅生活を支援している専門職から

「自宅に戻ってきてもらっては困る」

「施設入所させたい」といわれることもありました。


ただ……


医療ソーシャルワーカーとして大切にしたいのは、

『誰の人生なのか?』という部分です。


そこうした視点でものごとをみると、

人生の価値観や幸せのあり方というものを

本当に考えさせられます。


◆人生の価値を決めるのは誰か

人生の価値は、

決して他人が決めるものではありません。


人生とはあくまでも、

その人のものなのです。


周りが介護施設へ入所すべきだと判断し、

望まない施設生活を送ることになったとしたらどうでしょう。


本人は幸せだと思いますか?


私たち医療専門職はもう少し、

患者さまの身体だけでなく心の部分にも

焦点をあてなければいけないようにも思います。


やりたいことを奪うのではなく、

やりたいことを叶えられる支援が

理想ではないでしょうか。


もう一度思い込みの話に戻します。


周囲は自宅での生活は困難だと思っていても、

本人はできると思っているとします。


ここで重要なのは、

本人の目線にたってものごとを

考えるということです。


なぜできると思うのか?

なにができればいいと思っているのか?

なにに価値をおいているのか?

なにを幸せと感じるのか?


極論、私としてはその人が幸せであれば、

どんな生活をしてもよいと思っています。


倫理上そうもいかないことも多いのですが、

偏った視点だけは持たないように心掛けたいものです。


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