2023年1月25日水曜日

命の時間を削って生きている

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


2023年、

1月もあと1週間になりました。

みなさんはどうお過ごしでしょうか?


なにもせずに今日を迎えた人。

新たな挑戦を始めた人。

さまざまいるでしょう。


私は今日も1月の目標にした

ブログ更新に取り組んでいます。


プライベートでは、

新たな学びもはじめました。


みなさんはいかがでしょう?


◆命の時間を削って生きている


『私たちは命の時間を削って生きている』


私が最近大切にしているマインドです。


私たちはいまこの瞬間も、

命の時間を削りながら過ごしています。


寿命がいつやってくるかはわかりません。

それでも着実に命は削られます。


食事をしている瞬間も、

なにかに打ち込むその瞬間も、

身体を休めて眠る瞬間も、

ダラダラとTVを観ている瞬間も、

私たちは命を費やしているのです。


そう考えると…

“無駄な時間”というものはありませんね。


すべてが「大切な時間」と

思えるのではないでしょうか?


◆なにを対価とするのか

命を“削って”生きていると思うと、

きちんと自分自身と向きあえるようになります。


食事の瞬間ひとつとっても、

そこから得られる感謝や幸せなど、

感じるものも大きく変わっていくでしょう。


せっかく命をささげているのだから、

一瞬一瞬を大切にしたいと思えるものです。


「せっかち」や「ケチ臭い」という意味ではなく…


こうしてブログを作成する時間も、

どうせなら誰かのためになって欲しいと思うわけです。


これは私、横井の命の文章にほかなりません。

文字どおり“命懸けで”読んでいただきたいと思っています。


(それは冗談ですが……)


この「命を削って生きている」という視点ですが、

見落としてはいけないものがひとつあります。


それは……

「他人も命を削っている」ということです。


◆他人も命を削っている

私たちは人間社会のなかで生活し働いています。


医療ソーシャルワーカーという仕事も、

多くの人と関りながら仕事をしていますし、

他人を頼らなくてはいけません。


つまり誰かの時間を

奪ってしまうこともあり得るのです。


雑で読みにくいメモを残せば、

余計に相手の命を奪ってしまうかもしれません。


自分の仕事が中途半端なら、

誰かが命を削ってカバーしなければいけなく

なるかもしれません。


職業柄「連携」という言葉をよく使いますが、

「連携」とはとても重たい言葉でもあります。


私たちは常に誰かの命を

削っているかもしれません。


でもそれが人間でもあります。


誰にだって間違いはありますし、

完璧にはなれません。


だからこそ必要なのが、

『感謝と愛』なのだと私は思っています。


奪うことを当たり前としない。

奪うことがあっても「感謝と愛」の心をもつ。


そして自分の命もまた、

他人へ使っていることも忘れないようにしましょう。


大切に、大切に、

この瞬間を生きていきたいと思うしだいです。

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以下の募集ページよりご確認ください。

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2023年1月24日火曜日

自らがその変化となれ!

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


私たち医療従事者は、

患者さまに処置や生活習慣について

指導を行うことが多々あります。


”塩分”は控えましょう。

”糖分”は控えましょう。

”脂質”は控えましょう。

”運動”するようにしましょう。


指導をするというのはとても簡単ですが、

相手に必要性を理解してもうのは大変です。


いうのは簡単だけど、

実践するのは難しいですね。


◆糖尿病の子どもとガンジー

インドの思想家ガンジーをご存じでしょうか?

誰もが歴史の教科書で目にするあのお方です。


ガンジーにはこんなエピソードがあるそうです。


ある日ガンジーのもとに、

糖尿病を患った子どもとその母親が訪れました。


母親はガンジーにあるお願いをします。


「この子が糖尿病なのに、砂糖をやめてくれないのです。

ガンジーさんからやめるよういってください」


するとガンジーはいいます。


「では、2週間後来てください」


それから2週間後、

親子はガンジーのもとに再来しました。


そこでガンジーは

子どもに対し糖をやめるよう注意し、

その子どもは砂糖をやめることができたのです。


ガンジーはなぜ、

親子が最初に訪れたときに

砂糖をやめるよういわなかったのでしょうか?


◆自らがその変化となる

母親はガンジーに尋ねました。


「なぜ最初から息子に

指導してくれなかったのですか?」


するとガンジーは答えます。


「私は2週間前、砂糖を食べていました。

だからこの2週間砂糖を断っていたいたのです」


ガンジーは、

子どもに砂糖をやめるよう指導するため、

自らも砂糖を断っていました。


相手の身になって考える。

相手の気持ちを推し量る。


簡単そうで意外と難しいものです。


そして、

案外忘れてしまいがちな部分でもあります。


部屋が汚い人に、

整理整頓を注意される。


太っている人に、

痩せるよう注意される。


自分が注意される立場だとしたら、

どことなく納得がいかないでしょう。


医療従事者と患者さまにも同じことがいえます。


相手の痛み・不安・価値観など、

理解しようとせずにあれをやれ、

これをやれとはいえません。


「世界にそれを望むなら、自らその変化となれ」


ガンジーの言葉です。


思い通りにいかない世の中を変えるのは、

他人ではありません。


”自分自身”なのです。


少しでも考えるきっかけになりましたら幸いです。


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2023年1月23日月曜日

介護にお金を払う癖をつける

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


みなさんに質問です。


最近お金を払ったモノやサービスで、

一番高額だったのはなんでしょうか?


パソコン

家具

家電

楽器

旅行


きっとそれぞれ違うと思います。


ちなみに私は、

50万円の講座(情報商材)です。


たかが情報に50万円を支払ったの!?

と驚かれる方もいるでしょう。


今日のテーマは『お金のブロック』です。


これがあるかないかで、

モノやサービスに対する”価値観”が異なります。


そして、お金のブロックは

介護の場面でもみられることがあるのです。


◆お金のブロック

私たちは”未知”のものに対して

お金を支払うことを渋る習性があります。


これを『お金のブロック』だと思ってください。


少し大げさに解説します。


過去に300万円の新車を買ったことのある人は、

200~300万円で車を買うイメージができるはずです。


買うだけのお金さえもっていれば、

過去の経験をもとに同じように予算を

組むこともできるでしょう。


しかし…

過去に50万円の中古車しか買ったことがない人が、

300万円の新車を購入するは容易ではありません。


たとえ前者と同額のお金を

もっているとしてもです。


これが『お金のブロック』です。


情報に対して50万円支払ったことのある私は、

情報に対して10~20万円程度であれば抵抗なく払えます。


「安い!」という感覚さえあります。


要するにお金を払うだけの”価値”を感じているわけです。


価値観というのは人それぞれです。


車には300万円支払える価値を見いだせても、

勉強には1万円も使いたくなという方もいます。


このように、

未体験なモノやサービスを購入する際には、

『お金のブロック』がかかってしまうのです。


◆介護は基本的に未体験なサービス

さて、同じことを

「介護」にあてはめるとどうなるでしょう?


いまだ介護を経験したことのない方は、

介護費用に対してお金のブロックがあるはずです。


介護のために”毎月数万円”、

もしくは”数十万円”支払うような未来は

想像できないでしょう。


私は介護問題に立ち向かうひとつの術として、

お金のブロックの”解消”があげられるのではないかと思っています。


介護の悩みを生む原因のひとつは「お金」です。


介護のために仕事を犠牲にすれば”収入が減る”。

仕事を優先して施設入所を選択すれば”支出が増える”。


みなさん、介護に対してお金を

使いたくないから思い悩むわけです。


◆介護にお金を使う癖をつける

いっそのこと、

300万円の車や50万円の情報商材のように、

介護で発生するお金のブロックを外してみるのはどうでしょう?


お金のブロックがあるまま、

毎月15万円の施設費用を払うAさん。


お金のブロックをはずして、

毎月15万円の施設費用を払うBさん。


きっと見える世界は異なるでしょう。


いずれやってくる介護問題なのですから、

いまのうちに心の器を広げておくのも手だとは思いませんか?


まずは少しずつでかまいません。

ブロックを外す癖をつけてみてください!


介護対策の本を買ってみる。

介護対策の有料セミナーを受けてみる。

年金暮らしの親に金銭援助してみる。


意識一つが未来を変えます。


『お金のブロック』

是非とも意識してみてください!


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2023年1月20日金曜日

介護からは逃れられないのか?

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


多くの方が将来的に抱える

問題の一つが『介護』です。


介護をこころよく受け入れられる

という人はあまりいないでしょう。


介護が必要になれば、

仕事が犠牲になり、

お金がかかり、

時間が奪われ、

身体的負担も大きくなります。


しかし、

残念ですが少子高齢社会では

介護からは目を背けられません。


◆介護からは逃れられない?

自分の配偶者や親が若いうちに、

事故や病気で亡くなれば別ですが、

そんなことを望む人はいないでしょう。


誰もが大切な家族に、

長生きをして欲しいと考えるものです。


ですが、

いつまでも元気というのは

やはり無理な願いかもしれません。


誰しもが高齢になると

身体機能が衰えていきます。


その時期を遅らせることはできても、

完全になくすことはできません。


いずれ「介護はやってくる」のです。


そんな介護をどこか他人ごとのように思い、

自分たちが抱える問題ではないと思ってしまう人がいます。


「こんなはずじゃなかった」

「こんなことになるなんて」

「まさかうちの父親に限って」


私たち医療ソーシャルワーカーが、

面談場面でよく耳にする言葉です。


人間はどうしても自分に都合の

よい方へと思考を向けてしまいます。


ただこうした考えが、

問題を大きくさせてしまうことを

忘れてはいけません。


◆備える気持ちが大事

平成後期から令和にかけて変わったものがあります。


それは、『防災に対する認識』です。


北海道にやってた台風と洪水

胆振地震からのブラックアウト


あの経験から、

私たちの防災意識は高まりました。


「わが家は大丈夫だろう」

「そうそう災害なんて起きやしない」

「まぁそのときはそのとき」


当初はそう思っていた多くの人たちが、

防災リュックを買い、

食料品や水を常備するようになりました。


発電機を買ったご家庭もあるでしょう。


いまや人々の意識は変わり、

「いやでも災害はいつか来る」という

認識になったのです。


◆介護も同じ!いつか来る

ある日突然転倒し骨折、

そのまま車いす生活へ…


脳梗塞を発症し寝たきりに…


なにも準備していないあなたは、

困り果ててしまうかもしれません。


仕事のこと

お金のこと

自身の体調のこと


なにも”準備”していなければ困ってしまいます。


そして誰もが、

潜在的にそれを理解しているのです。


誰かが仕事を代わってくれるわけでもなく、

誰かがお金を与えてくれるわけでもありません。


私たちはそんなことを、

いわれなくてもわかっているのです。


◆介護の準備でできること

ともすれば、

備えておかなければなりません。


あなた自身が、

あなたの家族が困らないための備えです。


そして介護の備えの第一歩は

「知識をもつこと」です。


介護制度のこと

介護にかかる費用のこと

仕事の介護休暇の体制など


いまは読みやすい書籍もたくさんありますから、

1冊2冊目をとおしておくとよいでしょう。


知っているのと知らないのでは、

まったく”未来”が異なります。


あなたは「備える人」になりますか?

それとも「備えず」に問題と向きあいますか?


私たちは医療介護のプロ集団ですが、

できることにも限りがあります。


「困らないようにする」のが一番なのです。


ぜひとも、

あなたや家族が困らないように、

『備え』を意識してみてください。


そして、

お困りの際は私たちを頼ってください!


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2023年1月19日木曜日

人生の価値を決めるのは誰か?

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


前回、思い込みがつくりだす

ネガティブについて触れました。


ただ、思い込みはポジティブに

作用する場面もあります。


思い込みというのは

とても強力な支配力を持っています。


ときには物事を都合よく解釈し、

環境にさえ影響を及ぼすほどです。


◆前向きに思い込める人

日本人は謙虚な人が多いです。


「わたしなんてそんな…」と

謙遜してしまう傾向にあります。


とても日本人らしいですね。


しかし目標に対して、

「どうせできっこない」と思い込む人と、

「自分にはできる」と思い込める人では、

どちらが目標達成の可能性を秘めているでしょうか?


だんぜん「自分にはできる」と

思い込んでいる人のはずです。


失敗するわけがないと思っているのですから、

失敗さえ失敗と思っていないかもしれません。


その人にとっての成功であれば、

誰がなんといおうと『成功』なのです。


ここが大切です!


◆なにを優先すべきか

高齢者支援を行っていますと、

医療介護専門職と患者さま・ご家族とで

認識が異なるケースがまれにあります。


たとえば、

専門職側は自宅での生活は困難だと思っていても、

患者さま・ご家族としては「生活できる」と

思っているケースなどがあります。


または、

専門職としては生活が成り立っていないと思っていても、

患者さま・ご家族としては「生活できている」と

思っているケースなどです。


私たち専門職は患者さまの生活に対して、

やや過保護になる傾向があります。


薬を飲み間違えるリスクがある、

自宅で転ぶリスクがあるとなると、

自宅生活は”困難”と判断してしまう場合もあります。


ときには、在宅生活を支援している専門職から

「自宅に戻ってきてもらっては困る」

「施設入所させたい」といわれることもありました。


ただ……


医療ソーシャルワーカーとして大切にしたいのは、

『誰の人生なのか?』という部分です。


そこうした視点でものごとをみると、

人生の価値観や幸せのあり方というものを

本当に考えさせられます。


◆人生の価値を決めるのは誰か

人生の価値は、

決して他人が決めるものではありません。


人生とはあくまでも、

その人のものなのです。


周りが介護施設へ入所すべきだと判断し、

望まない施設生活を送ることになったとしたらどうでしょう。


本人は幸せだと思いますか?


私たち医療専門職はもう少し、

患者さまの身体だけでなく心の部分にも

焦点をあてなければいけないようにも思います。


やりたいことを奪うのではなく、

やりたいことを叶えられる支援が

理想ではないでしょうか。


もう一度思い込みの話に戻します。


周囲は自宅での生活は困難だと思っていても、

本人はできると思っているとします。


ここで重要なのは、

本人の目線にたってものごとを

考えるということです。


なぜできると思うのか?

なにができればいいと思っているのか?

なにに価値をおいているのか?

なにを幸せと感じるのか?


極論、私としてはその人が幸せであれば、

どんな生活をしてもよいと思っています。


倫理上そうもいかないことも多いのですが、

偏った視点だけは持たないように心掛けたいものです。


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2023年1月18日水曜日

なぜ『問題解決』は難しいのか?

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


病院という場所は、

悩みごとの尽きない場所です。


病気やケガをして、

なんの悩みも感じないという方は少ないでしょう。


とくに多いのが介護の悩みです。


私たち医療ソーシャルワーカーは、

日々多くの”介護相談”を受けています。


お金のこと、

仕事のこと、

家庭のこと、

身体のことなど、

その悩みはさまざまです。


家族で力をあわせて

問題解決できればよいのですが、


そう簡単ではありません。


★人が悩むのは今も昔も一緒

『論語』には次のような内容があります。


--------------------------------------

孔子がいわれた。

ともに並んで学ぶことはできても、

ともに道を行くことはできない。


ともに道を行くことはできても、

ともに立つことはできない。


ともに立つことはできても、

ともに臨機応変に処理することはできない。


※翻訳しています

--------------------------------------


なぜ問題解決が上手くいかないのか?


その本質を紀元前に生きた孔子が

すでに解いているのです。


問題を前にすると、

なぜ他人と意見があわないのだろうとか、

どうしてわかってくれないのだろうと思うこともあります。


しかし、

なぜだどうしてだといっても、

「元々人間とはそういうもの」なのです。


★わかりあえない前提で考えてみる

わかってくれるだろう、

わかってくれるはずだと、

自分に都合のよい前提で

ものごとを考えてはいけません。


自分の都合を押しつけて

考えてはいけません。


相手には相手の

気持ちがあり考えがあります。


介護問題の解決には、

たくさんの人が関ります。


患者本人

家族

病院のスタッフ(複数)

ケアマネジャー

介護サービス提供者(複数)


全員がひとつの問題を

解決するために協力しあいますが、

それぞれの”想いや視点”は異なるでしょう。


たとえ家族同士であっても、

不安に思うのは身体的負担だったり、

金銭面だったりと事情はさまざまです。


そんな状態で自分の意見を押しつけても、

上手くいくはずがありません。


「人と人はそう簡単にはわかりあえない」


その前提で人と関りあうことも、

必要なのではないでしょうか。


もしも家族間で意見が割れて、

問題解決の糸口が見えなくなるようなことがあれば、

一度この考えに立ち返ってみてはいかがでしょう。


紀元前から指摘される人間の『本質』です。


少しでも考えるきっかけになれば幸いです。


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2023年1月17日火曜日

古人は面談を貴ばず

こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。


私は職業柄、

日ごろからたくさんの人と面談をします。


面談の相手も、

患者さま・ご家族様以外にも院内スタッフ、

院外関係者などさまざまです。


たとえば患者様が退院される際には、

退院前カンファレンス(家族と専門機関同士の打ち合わせ)が

行われるケースもあります。


医療介護の世界ではこうした話しあいを、

密にすることが重要とされているのです。


しかし、本日は”ちょっと変わった”視点も

お伝えしたいと思います。


◆古人は面談を貴ばず

先日も弘法大師空海の話をしましたが、

こんな教えもあります。


『古人は面談を貴(とうと)ばず。

貴ぶところは道を同じくするに在るのみ。』


つまり、こういうことです。


昔の人は直接の話しあいを重要とはしません。


大切なのは、志を同じくして

それぞれの道を歩んでいることなのです。


そこが本質的に大事なのです。


私たち専門職は、

密な”話しあい”が大事だとしています。


もちろん、スタッフからスタッフ、

病院から関係機関への引継ぎは欠かせません。


しかし、

「話しあいをする」という行いそのものが、

目的になっている場合があるのも否めません。


◆基本理念に立ち返る

当院の基本理念は、

「患者さまへ喜ばれる医療を提供すること」です。


大切なのは”喜ばれる医療”を提供する心を、

もてているかどうかなのです。


極論、

スタッフ一人ひとりが理念に忠実な行動をすれば、

言葉を交わさずとも患者さまに喜ばれる結果と

なるのではないでしょうか。


あくまでも本質としての話ですが、

私はここが”大切”だと思っています。


当院のスタッフが理念に

忠実ではないという話ではありません!

みな素晴らしいスタッフです!


ただ……


今はコロナ禍ですから

気をつけるべきことが増え、

守るべきものが増えました。


予測できない状況に、

医療従事者も戸惑う場面も多くあります。


しかし、そんな状況だからこそ、

基本理念があるのだと思います。


迷ったらここに立ち返ればいいのです。

不安になったらここに立ち返ればいいのです。


「志を同じくしていること」が大切なのです。


まずは私自身、

そして私の部署が立ち返るきっかけとして、

この記事を書かせていただきました。


困難の多い世のなかですが、

家族や仲間との志を同じくして、

苦難を乗り越えていきましょう。


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