2021年10月19日火曜日

よりよい人生にはミッションが不可欠

 





よりよい人生にはミッションが不可欠



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




10月のブログを担当して、

月の半分を折り返しました。




人間慣れないこともやろうと思えばできるものですね。




ところで、

みなさんはミッション

というものを意識したことはありますか?




ミッションとは

「存在理由」「目的」のことです。




人生も仕事も恋愛も趣味も、

ミッションが大切になります。




ミッションを見つけるには

「3つの円」を重ね合わせるとよいといいます。




・好きなこと

・得意なこと

・人のためになること




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この3要素が重なることで、

自分自身や他人を動かす力を生みだせます。




たとえばみなさんご存じプロ野球の

大谷翔平選手




大谷選手は

野球が大好きで(好きなこと)

二刀流を駆使しながら(得意なこと)

ファンに夢や希望を与えるプレーヤー(人のためになること)




その結果、

メジャーで大活躍されている

ことはいうまでもありません。




私自身も10月のブログ担当になるからにはと、

ミッションを意識してみました。




私の場合、

本を読むのが好きで(好きなこと)

パソコンが得意だから(得意なこと)

知識をみなさんに提供することにした(人のためになること)




といったところでしょうか。



私の知識が人のためになっているかは定かではありませんが、

ミッションの大切さはおわかりいただけたかと思います。




何かをはじめるとき、

はじめたいと思った時、

自身の人生と向き合う時、

「3つの円」を重ねてみてください。




きっと、

人生をよりよく過ごすためのヒントを見つけられるはずです。




協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月18日月曜日

「おかげさまで」という言葉


 

「おかげさまで」という言葉



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




みなさんは「おかげさま」という言葉を使っていますでしょうか?




「おかげさま」とは

「お影さま」という意味が含まれているようです。




影が生まれるということは光があるということです。




「おかげさま」とは、

相手が自分を太陽のように照らしてくれているという、

とても感謝のこもった言葉としての意味をもちます。




おかげさまで、

元気に暮らすことができています。



おかげさまで、

食べ物に困ることなく生活できています。



おかげさまで、

家族仲よく暮らすことができています。




普段何気なく使っているかもしれませんが、

とても感謝満ちた言葉なのです。




そしてもう一つ。




大切にしていただきたいことがあります。




「誰のおかげなのか」

「何のおかげなのか」




その先を考えるという視点です。




元気に暮らせているのはなぜか?

食べ物に困らないのはなぜか?




「なぜ?」という問いを繰り返したその先に、

きっと自分を照らす光の根源(本質)が見つけられるはずです。




それは両親かもしれません。

もしくは自然、地球、宇宙かもしれません。




感謝の先を見続ける。




自分にとって光となる存在を意識して生きることは、

よりよい生活を送るうえでは欠かせないことだと思うのです。


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協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月16日土曜日

「しかたない」で決まる人生


 「しかたない」で決まる人生



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




本日は土曜日ですが、

出勤日ということもありブログを書きました。




今日は少し真面目な話です。




真面目な話といいましても、

至極当たり前の話です。




私は職業柄、

高齢患者さまの人生の最終段階における意思決定に

たずさわることもあります。




家で暮らしていきたいのか、

それとも介護施設に入りたいのか、

大切な意思決定です。




家で暮らしたいと希望して、

家で生活できればよいのですが、

現実はそう簡単にはいきません。




中には、

患者さまが在宅生活を望んでも、

ご家族は施設入所を希望されるケースもあります。




患者さまが自宅生活を継続したくても、

家族が体力的に介護できない場合や、

仕事のために介護ができない場合など

理由はさまざまです。




このような場面では必ずといっていいほど、

「しかたない」という言葉を耳にします。




病気だからしかたない

歳だからしかたない

仕事があるからしかたない




確かにしかたないのかもしれません。




ですが、

本当に「しかたない」で

済ませられるものなのでしょうか?




80歳、90歳という月日を過ごしてきた人生の

決め手となる言葉が「しかたない」だとしたら、

みなさんいかが思われるでしょう。




もし、自分がしかたなく

望まない場所で生活することになっても、

私たちは幸せな日々を過ごせるものなのでしょうか?




後悔なく、よい人生だったと

幸せに最期を迎えられるものなのでしょうか?




家族とはいえ、

それぞれに生活があって、

経済活動があって、

幸せの形があります。




私たちはさまざまなものを天秤にかけ、

選択肢を選んでいきます。




それが時として、

くい違った答えを生じることもあります。




そのくい違いを正すことはできないかもしれません。




ですが、

やっておくべきことはあります。




家族間で話しあっておくことです。




話しあえばくい違いは正せずとも、

心のあり方は変えられるかもしれません。




要するに時間をかけて互いに納得できるよう

人生設計をすることが重要なのです。




私たち医療介護従事者が、

どれだけ素晴らしいサービスを提供しても、

それはサポートにすぎません。




幸せのあり方は人それぞれです。

その人にしかわかりません。




主人公は1人だけです。




少し重たい話になりましたが、

目を逸らすわけにはいきません。




かけがえのない人生なのですから。



医療介護の情報収集が必要なときは、

いつでもご相談ください。




協立病院 地域医療連携課 横井

2021年10月15日金曜日

老健ってどんな施設?


 

老健ってどんな施設?



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。



本日は介護施設の中から、

「介護老人保健施設」

について紹介したいと思います。




介護老人保健施設とは、

通称「老健(ろうけん)」

と呼ばれる施設です。




おそらく私たち医療ソーシャルワーカーが

もっとも患者さまを紹介してきた施設ではないでしょうか。




刀圭会グループには、

「アメニティ帯広」「アメニティ本別」

がありますがいずれも老健です。




アメニティ帯広は病院との併設施設ということもあり、

問い合わせが多い施設でもあります。




さて、

そんな老健ですが

どのような特徴があるのでしょうか。




老健をひとことで表すなら、

「短期間の入所で在宅復帰を目指す施設です。




「短期間」というワードを出しましたが、

老健は長期的な入所ができない施設になります。




施設入所相談を受けていますと、

老健はずっと入所できる施設だと

誤解をされている方が多くいることを感じます。

(そんなこともありテーマにあげました)




実際のところ……

老健に入所出来る期間は

基本3~6カ月程度です。




老健が主の目的とするところは、

リハビリによって身体機能の維持・向上をはかり在宅復帰目指すことです。



もしくは、

最終生活場所となる施設に入所するまでの

数カ月間を待機する目的で利用するなど、

あくまでも一時的な位置づけの施設となります。




つまり、

ずっとみてもらえると思って入所すると、

「せっかく入所したのに話が違う!!」

ということになりかねません。




ではどのような方が入所に向いているのか?

以下に説明します。




①リハビリを経て在宅生活を継続したい

②住環境や家族の介護体制を整えるのに時間が必要

③目的の施設が空くまで入所したい

④介護者の都合により数カ月ほど入所したい

⑤冬の間だけ入所したい




こちらはあくまでも老健に適した入所目的です。

施設ごとにルールは異なりますので、

全てがこの通りではありません。




また、施設によっては

「看取り」を行っている場所もあります。




介護施設にはメリットデメリットもあります。

種類もたくさんありますから、

目的に適した施設を探さなければなりません。




介護施設の情報は必要になってから調べるととても大変です。




わからないことがあれば医療ソーシャルワーカーへご相談ください。



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協立病院 地域医療連携課 横井



2021年10月14日木曜日

幸せを連鎖させる方法


 

幸せを連鎖させる方法



こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




本日のテーマは幸せを連鎖させる方法です。




生きている以上、

誰もが幸せでい続けたいと願います。




わざわざ不幸でありたいという方はそういません。




今週配信した「言葉がもつ力」と「気づき力」を理解すれば、

人生の質は大きく変わるはずです。

記事「言葉がもつ力」

記事「気づき力」




今日はさらにもう一ネタお伝えします。




さらに幸せを連鎖させていきましょう。




みなさんは、

ミラーニューロンをご存じでしょうか?




ミラーニューロンとは他者の行動を理解する際の助けとなる脳の神経細胞で、

モノマネ細胞などと呼ばれたりもします。




このミュラーニューロンですが、

接した相手の行動や思考を無意識に自らへと反映させます。




要するに、

幸せな方と接していると幸せになるための

行動や思考がインプットされていくわけです。




私たちはミラーニューロンの働きによって、

他人から幸せをおすそ分けしてもらえるのです。




ポジティブな友人と一緒にいる時に、

「この人と一緒にいるだけで楽しい」

「ワクワクする」

「何でもできる気がする」




こんな感覚になったことはありませんか?

これもミラーニューロンの影響といえます。




視点を変えれば、

自分がポジティブなら相手もポジティブできるのです




ポジティブは連鎖します。

そして新たなポジティブを引き寄せてくれます。




病院は病気や怪我をされた方がたくさんいらっしゃる場所です。




病気や怪我は多くの方にとってネガティブなできごとであり、

病院はネガティブが集まりやすい場所ともいえるでしょう。




気をつけたいのは、

ミラーニューロンはネガティブも連鎖させてしまう点です。




我々医療スタッフが「ポジティブでいる」「幸福でいる」ことは、

治療とは別角度から患者さまに元気を与えられる方法のひとつではないかと思います。




よい仲間

よい言葉

よい気持ち




まわりくどい話をしなくても、

これらが幸福な人生に欠かせない要素であることは誰もが知っています。




私自身も、

まずは自分の部署から幸福を連鎖させていきたいと思います。




医療・介護制度やサービスについてご相談がありましたら、

医療ソーシャルワーカーまでご相談ください。


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次回10/15(金)

テーマ「老健ってどんな施設?」を投稿予定です。



協立病院 地域医療連携課 横井


2021年10月13日水曜日

気づき力



 気づき力




こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




本日のテーマは「気づき力」です。




気づく力を鍛えることで劇的に

「運」がよくなるといわれています。




そもそも「気づく力」とはどのようなものでしょうか?




環境の違和感に気づく力、

人の感情に気づく力、

洞察力とも呼ばれたりします。




ではなぜ「気づき」

「運」と関連するのでしょうか?




とある研究を例にあげますと、

ウエスタンワシントン大学が

「金の生る木の実験」というものを行ったそうです。




この実験では学生が通る樹木にドル札を吊るして、

何人がお金に気づけるかを調査しました。




その結果、

ドル札に気づいた学生はたったの6%しかいなかったそうです。




この結果から「気づき」「運」には

大きな関連があることがわかります。



そして、

私たちのほとんどがチャンスを

見過ごしてしまっていることになります。




つまり、

気づく力を鍛えれば運も上がるのです。




・早期に病気であることに気づく

・ビジネスチャンスに気づく

・警察が取り締まりをしていることに気づく

・今日は上司が不機嫌だと気づく




こういったことに気づけなかったとき、

多くの方は「運が悪かった」「ツイてなかった」と口にするはずです。




気づきというのは生活の質を上げるための

重要なポイントになり得ることがわかると思います。




私たち医療ソーシャルワーカーの支援場面でも、

運は非常に大切な要素です。




たとえば、

私たちは毎月たくさんの介護施設入所支援を行います。




しかし条件のよい介護施設が見つかっても、

部屋に空きが出なければ入所できません。




十分なお金があっても施設に入れないことがまれに起こるのです。




まさに運しだいといったところです。




気づきがあれば、

ベストタイミングで施設に入れるかもしれません。




もしくは、

施設入所の原因となった病気や怪我を

未然に防げるかもしれません。




「気づく」ためには

「知る」ことが大切です。




制度のことも施設のことも、

家族のことも自分自身のことさえも、

知らなければ気づきは生まれません。




知っていれば根底にある問題に気づき、

本当に必要となるものに気づけます。




さらには自分の弱さに気づき、

自分の強さにも気づけるのです。




私たちソーシャルワーカーは、

気づきを与える視点も大切にしながら

患者さまの支援を行っています。




今まさにこの記事を読んでくださった方には、

またひとつ新たな気づきが生まれたかもしれません。




医療介護のことで知りたいことや困りごとがありましたら

いつでもご相談ください。



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次回10/14(木)

テーマ「幸せを連鎖させる方法」を投稿予定です。




協立病院地域医療連携課 横井


2021年10月12日火曜日

言葉がもつ力


 

言葉がもつ力




こんにちは。

医療ソーシャルワーカーの横井です。




みなさんは普段からどのような言葉を使っていますでしょうか?




ポジティブな言葉を使うように心掛けている方もいれば、

ネガティブな言葉ばかりを使ってしまうという方もいるかもしれません。




私は医療ソーシャルワーカーとして、

日頃から患者さま・ご家族様の悩み相談をお受けしております。




日々人との会話を続けていると、

言葉の持つ力やその大切さを実感します。




ところで「よい言葉をかけた水は奇麗な結晶になる」

とう話をご存じでしょうか?




これは江本勝さんという方が行った実験で、

「奇麗な言葉」「汚い言葉」をかけた際に

結晶化する氷の違いを調べたものです。




その結果、

奇麗な言葉をかけた水は奇麗な氷の結晶ができ、

汚い言葉をかけた水は結晶にすらなりませんでした。

参考書籍「水は答えを知っている」




とくに感謝と愛の言葉でできた結晶は芸術作品のように美しいのです。




江本さんは書籍の中で、

宇宙には憎しみなどはなく

感謝しか存在しないと語っています。




この実験では、

水が言葉によってその性質を変えることを証明したものになりますが、

あらためて言葉の持つ力を考えさせられます。




ちなみに、

刀圭会には法人オリジナルのフィロソフィー(哲学)

というものがあります。



その中のひとつに

「宇宙の意思と調和する」

という内容があります。




宇宙には愛と感謝しか存在しません。




怒りや憎悪を生むのは人間です。




愛と感謝を持ち続けることが自然で、

怒りや憎悪は不自然なのです。




また、

私たち人間の身体は約70%が水分でできています。

新生児の場合には約80%にもなるそうです。




ポジティブな言葉で身体が軽くなるのも、

ネガティブな言葉で胸が痛むのも、

宇宙のあり方なのかもしれません。




私たち医療ソーシャルワーカーは

「言葉」を使って支援する専門職です。




手は体に触れることしかできませんが、

言葉は心に触れることができます。




ひとつひとつの言葉を大切にしながら

患者さまの支援をしていきたいと思います。



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次回10/13(水)

テーマ「気づき力」を投稿予定です。



協立病院 地域医療連携課 横井