ブラックアウトから5年
北海道で最大震度7の地震が起こったのは、2018年9月6日3時7分。
この地震にともない、北海道エリアにおいて、3時25分、日本で初めてとなる
エリア全域におよぶ大規模停電(ブラックアウト)が発生した。
このブラックアウトから、5年が経過した。
この間、施設における災害対策を考え直し災害に備える機会となった。
当法人では、流通が復旧するのを待ち、食料やポータブルストーブなど
大規模災害に備え備蓄の見直しと購入を実施した。
翌2019年4月、「災害時(有事)への備えに対する基本方針」を長谷川理事長が発出し
刀圭会グループ全体のBCP計画(事業継続計画)作成に取り組んできた。
・職員の行動指針
・災害の規模や出勤率に即したサービスの提供
・食料、医療品等の備蓄
毎年、検討と訓練を重ね、計画の見直しを実施している。
2020年のコロナ(感染症)の流行は、想定外の出来事で、衛生用品不足が深刻となり
直ちに衛生用品の備蓄も計画的に実施することとした。
最後に、ブラックアウト時に町内会長はじめ多くの報友町内会の皆様が、「何かお手伝い
出来ることはありませんか?」と、来てくれた時は、涙が出るほど嬉しかった。
このエピソードを「病院機能評価」のサーベイヤーにお話したところ、災害対策の項目で
S評価をいただきました。
これからも、利用者さん・地域の方々・職員の生命・財産を守れるようBCP計画を見直し
訓練を重ね、もしかした起こるかもしれない大規模災害に備えて参ります。
法人本部 前川