2025年11月21日金曜日

その歯磨き粉、『フッ素』濃度は十分でしょうか?


 こんにちは!歯科口腔外科です。

突然ですが皆さん、歯磨き粉を購入する際何に注目して選んでいますか?

お気に入りのメーカー、味、金額、知覚過敏・歯周病予防などその商品が押している

ポイント等 様々あるかと思います。


今回注目していただきたいのは『フッ素』の濃度です。

フッ素は虫歯予防に効果的な薬用成分です。現在、日本国内で定められているフッ素濃度の

最大値は1450(単位:ppm)となっています。歯磨きの仕方や歯ブラシの種類等虫歯を予防

するために必要なことは他にもありますが、フッ素濃度の高い歯磨き粉使用することは最も

取り入れやすい予防活動になるかと思います。ですが1点注意していただきたいことがありま

す。それはフッ素濃度の高い歯磨き粉の対象年齢です。フッ素濃度1450ppmの歯磨き粉は

6歳以上が対象となっています。6歳未満の場合の目安は以下のとおりです。

   0~2歳:500ppm前後

   3~5歳:500~1000ppm以下

対象年齢に合わせたフッ素濃度の高い歯磨き粉で虫歯を予防しましょう!


 当科で取り扱っている歯磨き粉「クリンプロTM 歯磨きペースト F1450」

フッ素濃度1450ppmであることの他に薬用成分CPC(塩化セチルピリジニウム)や

IPMP(イソプロピルメチルフェノール)を含有していることで歯周病予防にも期待すること

ができます。ソフトミントフレーバーで味が辛い歯磨き粉が苦手な方でも使いやすいものに

なっています。

 診察をしていなくても、歯磨き粉のみを購入することも可能です。

「気になる!」、「使ってみたいな」という方はぜひ、

協立病院1F 歯科口腔外科窓口までお気軽にお声がけください。