先日、当院で行われたBLS研修の様子を紹介します。
BLSとは
Basic Life Support の略称で、心肺停止または呼吸停止に対する一次救命処置のことです。医療従事者ではない方でも処置を行うことができる、人命救助では重要な処置です。
いざ人命救助となるとなかなか思うとおりに動けないものです。人命救助という重さにひょっとすると処置に携わることを避けてしまうかもしれません。
正しい知識と適切な処置を習得し、実際に経験しておくことで少しでも落ち着いて対応することができると思います。
一般的にBLS研修では心肺停止の早期判断、適切な胸骨圧迫方法、AED使用方法、気道異物の除去、複数援助者によるチーム蘇生の重要性などを学びます。
当院では1年に一度、BLSインストラクター資格のある看護師が中心となって全職員を対象に実施しています。
主に自施設に応じた対応を考えることができるよう、救助者を発見した際の救命率を上げる対応、医師が到着するまでの対応、特殊な器具や医薬品を用いずに行う救命処置(一次処置)を習得することを目的として実際にAED操作や胸骨圧迫方法、バックバルブマスクの取り扱いなどの実技に加え、知識に関してはテストを行っています。
実際の状況さながらにコール99(キューキュー)にて
院内のどこかで救助者の発見が知らされます。
インストラクターのもと手順の確認などのフィードバックもあります。
職種を問わず人命救助に携わるために
特別な知識や薬がなくとも実施できる一次救命処置を
できるだけ早くBLSを行うことで救える命があります。
わかっているつもり...でいても、
適切に行動できるかが重要なので自身を持って対応できる
スキルを身につけることの重要さを実感しました。
~広報委員会 青田~